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第1回 iGoogleの新機能、キャンバスビューとは

iGoogleの新機能、キャンバスビュー

 皆さんはiGoogleはご存じでしょうか。iGoogleはGoogleが提供しているカスタマイズ可能なホームページで、ガジェットと呼ばれる小さなアプリケーションを追加することで、自分好みのホームページを作ることができます。

 最近ではテーマと呼ばれるデザインを変更できる機能も提供され、より自分好みのホームページに変更することができるようになりました。現時点でもかなり高機能で便利なiGoogleですが、米国版のiGoogleでは2008年10月にさらに新しい機能が提供され、ガジェットがiGoogle上で最大化できるようになったのです。これはキャンバスビューという機能で、対応したガジェットでは最大化することでより多くの情報を表示できるようになります。

 今までのiGoogleはガジェット自体で何かするというものではなく、基本的にはiGoogleを起点に他サイトにリンクするというスタイルでした。しかし、新しく搭載されたキャンバスビューではiGoogle内ですべての動作を完結することができるようになります。

 Googleから提供されてるキャンバスビュー対応のGmailのガジェット(図1-1)では、iGoogle上でメールを読むことはもちろん、新規メールまで書くことができてしまいます。

 Googleリーダーのキャンバスビュー対応のガジェットでは、見た目もGoogleリーダーライクになり、autopagerizeも実装され、iGoogle上でも快適にFeedを読むことができます。これはかなり画期的なことで、今までただのリンク集にすぎなかったiGoogleが、WebOSのプラットフォームとして新しい可能性を持ったと言えます。

キャンバスビューを使ってみよう

 現時点では残念ながら日本語版のiGoogleではキャンバスビューは提供されていませんが(2008年11月現在)、サンドボックスと呼ばれるデベロッパー向けの開発環境であれば、使うことができます。この開発環境は登録等不要で、JavaScriptの関数をブラウザで実行するだけで試すことができますので、興味あればぜひお試しください。

 具体的には、iGoogleにアクセスし、アドレスバーに以下のJavaScriptを入力してEnterキーを押すだけです。

javascript:_dlsetp('v2=1');

 元に戻したい場合は、以下のようにするだけで元に戻りますので、お手軽に試すことができると思います。

javascript:_dlsetp('v2=0');

 「iGoogle new gadgets(http://www.google.com/ig/v2landing)」でキャンバスビューに対応したガジェットが紹介されていますので早速試してみましょう。iGoogleだけで機能が完結することのすごさ、面白さが体験できると思います。紹介されているCurrentNewsではホームビュー(小さく表示されている今までのガジェットと同様のビューを指す)ではニュースのリストが表示されるだけですが、キャンバスビューでは実際にiGoogle上でビデオをみることもできるようになっています(図1-2)。

 また、今までのiGoogleはGoogle独自の規格で、基本的にはガジェットはiGoogleで使うことができるだけでした(GoogleAppsのスタートページに使うことはできました)。しかし、新しいiGoogleはOpenSocialと呼ばれる共通規格に準拠しているため、開発したガジェットはほかのプラットフォームにも使える可能性が出てきました。

著者について

林 俊之

NTTレゾナント株式会社 林 俊之

So-net、MSNを経て現在gooを運営するNTTレゾナントでデザインエンジニアとして勤務。UIデザイン、HTML開発、JavaScript開発を主軸に仕事中。iGoogleガジェットコンテストで「インプレスR&D インターネットマガジン賞」を受賞。http://www.goo.ne.jp/

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