前回までの解説でGfarm広域ファイルシステムがマウントできるようになりました。Gfarm広域ファイルシステムはどこからでもマウントできますの で、これで広域におけるファイル共有が可能となります。NFSなどの集中型のファイルサーバーでも、遠隔からマウントすることにより機能的には同様のファイル共有ができそうですが、応答性、アクセス性能、耐 故障性、セキュリティーに差があります。
「第2回:広域ファイルシステム、Gfarm」では、メタデータサーバーノード、ファイルシステムノードおよびクライアントへのパッケージの導入に関して解説しました。今回は設定を解説します。以下では、認証方式として共有鍵認証を仮定します。また、各マシンにおける利用者のアカウント名は同一であるとし、グローバルユーザー名=アカウント名 を仮定します。
Gfarm広域ファイルシステムは、オープンソースで研究開発が進められているファイルシステムです。どこからでも高速でアクセス可能な、広域の共有 ファイルシステムの開発が目標です。ファイルは実際にはさまざまな場所に格納されますが、利用者はその格納場所を意識することなく仮想的なディレクトリ階層によりアクセスすることができま す。
いまや職場における文書ファイルだけではなく、家庭におけるビデオサーバーなどファイルやコンテンツの共有は、日常的に行われるようになりました。まず はファイル共有の成り立ちや発展について簡単にみていきましょう。イエローケーブルと呼ばれる極太の同軸ケーブルによるローカルエリアネットワークの普及に伴い、ファイル共有が広く利用されるようになりました。
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