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Linuxオープンソース白書2006
成長するLinuxオープンソースビジネス

ターボリナックス株式会社(Turbolinux,lnc.)
著者:技術本部 プロダクト・マーケティングマネージャ
久保 和広   2005/12/15
世界大手メーカーと広範なアライアンスを推進、アジア市場を制し、新たな市場拡大へ

ThinkIT会員特典20%OFF    当社は、本社および開発拠点を日本国内に置き、日本語と中国語を中心とした2バイトのノウハウを得意とするLinux OS製品の開発、提供を行っている。これらは日本をはじめとするアジア市場で最も普及しているLinuxディストリビューションである。

   全社員の半数以上が開発、サポートエンジニアであり、1997年に初めて日本語インストーラーを搭載したTurbo linuxをリリース。2000年には中国政府の取り決めによる文字コードGB18030にWindowsや他のOSに先駆けて対応したほか、AMDの64ビットプロセッサー対応製品を国内で初めてリリースするなど、常に業界をリードする最高水準の技術を擁している。

   また、国内に本社機能を持ちながら、世界の大手メーカーと広範なアライアンスを推進しており、最新技術へのアクセスや最新機器への対応をはじめ、世界各国にリセラーパートナーを持つなど、アジアのみならずグローバルにビジネスを展開している。


大規模システム対応可能なトータルソリューション

   OSに関しては売り上げの半数以上をサーバー製品が占め、システムの冗長化のためのクラスタリングソリューションなど、中小規模から大規模システムまで対応可能なトータルソリューションを自社で揃えている。2004年10月リリースの「Turbolinux 10 Server」は、低価格でありながら5年のメンテナンスサポートを標準で付属、LAMP、LAPPなどのオープンソースソフトウェアはもとより、Javaを利用した各種サーバーシステム構築がスムーズに行えるチューニング、そしてSELinuxを標準搭載した主力サーバーOSである。東芝製MAGNIAへのプリインストールをはじめ、各パートナーメーカーと多角的な販売展開をみせている。

   また、2000年から実施しているLinuxディストリビューション初の技術者認定制度においては、2005年にディストリビューションに特化しないKernel2.6そのものに関する知識を有するエンジニアのスキルを証明する新たな認定資格を新設し、SELinuxのトレーニングコースを開設するなど、市場に求められる技術者の育成を支援している。2005年4月現在、6500名の認定者を輩出している同資格は、実績あるLinux技術者認定資格として広く認知されている。

   デスクトップ製品の主力は2003年10月リリース以降、今なおLinux OS製品の店舗売り上げ1位(BCN調べ)を記録しているTurbolinux 10 Desktop(10D)である。

   Windowsユーザーとの共存または移行を想定した同製品は、マルチメディア強化版Turbolinux 10F...(10F...)、パソコン初心者も対象としたお気軽デスクトップ収録のターボリナックスホームへとつながり、Linux普及への新たなステージを展開した。

   10F...においては、現時点でなお、世界で唯一正式ライセンスのもと商用DVDビデオの再生やWindows Mediaコンテンツの再生を実現している。また、10Dは2004年に岐阜県の小中学校や政府機関での実証実験に採用されるなど、主にその日本語環境の完成度に高い評価を得ている。個人、企業向けの有償サポートサービスも体制は万全で、大学や高校などの教育機関をはじめ、パソコン教室へのアプローチ、導入も精力的に行っている。

   中古リサイクルパソコン向けに軽量化を実現したOSのTurbolite 2005、阪神タイガース球団設立70周年記念オリジナルパソコンや、話題のSkype対応の世界初のLinux版USBハンドセットサイバーフォンK for Turbolinuxなど、最新のトレンドに対応した製品も積極的に提供している。さらに通常のデータ処理プラットフォームのみならず、音声プラットフォームとしてのLinux活用にも着目しており、LinuxベースのIP電話システムIP-Communication Serverを2005年から出荷開始し、新たな市場拡大に取り組んでいる。


オープンソーステクノロジーを軸にビジネス拡大

   個人情報保護法施行などの影響により、セキュリティへの関心がさらに高くなっているため、サーバーやデスクトップに限らず、生産性を落とすことなく安心して日常業務をこなせるOSが求められるようになる。そういった点を踏まえつつ、サーバー製品においては引き続きオープンソーステクノロジーを軸に、ビジネスを拡大していく。特に64ビットサーバー運用の本格化が見込まれることから、Turbolinuxならではの64ビットのアドバンテージを提供していく。また、デスクトップ製品はいよいよ個人の趣味の域を脱し、エンタープライズデスクトップとしての採用が進むであろうことから、市場ニーズに合致した製品の投入を予定している。

書籍紹介
「Linuxオープンソース白書2006
新たな産業競争力を生む、オープンソース時代の幕開け」

※本連載はインプレスより発行の書籍「Linuxオープンソース白書2006」(ThinkIT監修)から一部抜粋し、転載したものです。
Linuxオープンソース白書 2006
■本書の構成
第1部のユーザー企業利用動向では、605社の情報システム管理者に聞いた独自調査データ177点を掲載。プレゼン用に、すべてのデータをCD-ROMに収録。
第2部の事業者動向では現在から将来のLinuxオープンソースビジネスを解説。
第3部の社会動向ではオープンソースの普及に向けて、教育や法律、そして世界各国の政府から地方自治体の取り組みまでを紹介。
「Linuxとオープンソースのビジネスの今」をすべて収録した「Linuxオープンソース白書2006」のご購入はコチラから
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Linux/オープンソース白書2006
オープンソースの基礎知識
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世界のオープンソース開発プロジェクト
キーマンインタビュー
OSS推進の理由と活動の展望
オープンソースを武器に拡大戦略をとるワイズノット
ERP業界にオープンソースで挑戦するビーブレイクシステムズ
再び拡大期を迎えるLinuxオープンソースビジネス
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オープンソースを中核にした新世代のベンチャー企業
SI事業者におけるオープンソースの位置付けと今後の可能性
組み込み分野の動向を変化させるオープンソース
Linux技術者の認定資格「LPI」国内の現状報告
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実態調査で見るユーザー企業の利用動向
第1回 Linuxとオープンソースソフトウェアの認知度
第2回 サーバーOSの導入状況
第3回 ディストリビューション
第4回 技術者教育
第5回 オープンソースソフトウェアの導入意向
成長するLinuxオープンソースビジネス
第1回 レッドハット株式会社(Red Hat K.K.)
第2回 ノベル株式会社(Novell Japan,Ltd.)
第3回 ミラクル・リナックス株式会社(MIRACLE LINUX CORPORATION)
第4回 ターボリナックス株式会社(Turbolinux,lnc.)
第5回 モンタビスタソフトウエア(Montavista Software,lnc.)
第6回 日本アイ・ビー・エム株式会社(IBM Japan,Ltd.)
第7回 日本ヒューレット・パッカード株式会社(Hewlett - Packard Japan,Ltd.)
第8回 日本電気株式会社(NEC Corpotation)
第9回 富士通株式会社(FUJITSU LIMITED)
第10回 株式会社日立製作所(Hitachi,Ltd.)
第11回 デル株式会社(Dell Japan Inc.)
第12回 日本オラクル株式会社(Oracle Corporation Japan)
第13回 日本SGI株式会社(SGI Japan,Ltd.)
第14回 日本ユニシス/ユニアデックス/日本ユニシス・ソリューション(Nihon Unisys,Ltd.)
第15回 リネオソリューションズ株式会社(Lineo Solutions,lnc.)
第16回 SAPジャパン株式会社(SAP Japan Co., Ltd)
第17回 サン・マイクロシステムズ株式会社(Sun Microsystems, lnc.)
第18回 日本BEAシステムズ株式会社(BEA Systems Japan,Ltd.)

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