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第16回:次世代Webサービスの本命、SNSの展望
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第16回:次世代Webサービスの本命、SNSの展望
編者:Tech総研  2007/2/21
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業界動向:急拡大するSNS市場規模。Web2.0の中心的存在に
 会員数約660万人(1月27日現在)を擁するmixi、携帯電話サービスとして急速に会員数を伸ばしているモバゲータウン。こうした成功で注目を集め、Web2.0のトレンドの中でも中心的な存在となりつつあるのが、インターネット上のコミュニティスペース「SNS」(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)だ。
 現在では総合SNSだけでなく、テーマ別SNS、企業内SNSなどの個別SNS、ブログやグループウェアとの連携など、機能の増加が計られている。SNSの市場規模は2006年には60億円程度だったが、矢野経済研究所は2009年には554億円にまで市場が拡大するとの予想を発表している。単なる遊びの領域を超え、エンタープライズ向けにまで広がるSNSは、今後の動向を注視していくに値する分野だ。
注目企業:オープンソース「OpenPNE」でSNS市場創出を狙う手嶋屋
 今日のSNSブームに乗って、多くのWebサービス企業やコンテンツ制作会社など、インターネット関連企業がSNS構築サービスに進出している。その中でオープンソース・プラットホームを使って勝負をかける企業が手嶋屋だ。
■浦和レッズファンが集まる「浦議SNS」 ■OpenPNEの配色・カラーコード設定画面
「浦議SNS」 カラーコード設定画面
  誰でも気軽にSNSが立ち上げられるオープンソースのOpenPNE。同ソフトを使ったSNSはその数を急速に増やしており、Jリーグの浦和レッズファンが集まる「浦議SNS」もそのひとつだ。スポンサーがつくケースも少なくなく、SNSのビジネスモデルの方向性も見え始めている。広告やスポンサーフィーをSNSに出すという流れをより強めていくため、手嶋屋では現在1万サイト以上というOpenPNE利用のSNSを、さらに増やしていく計画だ。   SNS構築・運用ソフトOpenPNEはLinuxベースで構築され、運用もLAMP環境で行われるフルオープンソース。資本がなくともレンタルサーバー代や独自ドメイン代のみでSNSを立ち上げられるというのが売りだ。サイトのデザインや機能実装もGUIで直観的に行うことができ、ガイドブックを購入すればビギナーでも構築可能だろう。知識があれば、商用機能など高度なカスタマイズも可能で、手嶋屋でも開発受託を行っている。
SNSの発展性を見越したOpenPNE、早くも1万ダウンロード突破

 手嶋屋が2006年にリリースしたオープンソースのSNS構築・管理ソフト「OpenPNE」は、登場から1年もたたないうちに1万ダウンロードを突破するなど、早くもSNS業界における一大勢力に成長した。ゲームソフト会社のタイトーが展開しているアミューズメント系SNS「しまにてぃ」などの大規模SNSから、地方自治体のコミュニティSNS、業界限定型SNS、スポーツや芸能のファンクラブSNSなど、OpenPNEを使用したSNSの数は増加する一方だ。  SNS構築ビジネスにおいて、従来のASP型の収益モデルは、自社のプラットホームを使ってユーザーの望むSNSを構築するところに力点を置いた。それに対して手嶋屋は、自社で開発したソフトをフルオープンソースにしている。
「SNSのプラットホームを囲い込んで、そこで収益を上げるというやり方では広がりがない。SNSのオーナーを増やせるだけ増やし、ユーザーのニーズに合わせたカスタマイズや運用受託などのサービスを発生させたほうが、ビジネスとしての発展性があると思いました」

 代表取締役の手嶋守氏は、ソフトを無料化することでむしろビジネスチャンスが広がると考えているのだ。その背景には、SNSの発展性の高さについての読みがある。
「SNSは決して一過性のブームではありません。以前のコミュニケーションツールは、メーラーではアドレス帳、ブログであればコメント許可IDなど、コミュニケーションを取るための基本となるものが下位のレイヤーにありましたが、SNSは誰とコミュニケーションを取るかという判断を最初に行う。これは実社会における人間関係と極めて似たものです。SNSはそれ単体に限らず、多くのWebサービスのひな型になり得る潜在的な可能性があります」
手嶋屋
手嶋屋
手嶋屋ではおおむね週1回、SNSなどWebサービスに関する勉強会を開催。多くの参加者がアイデアを出し、技術検討を行う


リクナビNEXT いま注目を浴びているSNS業界に求められる人材には、なにが必要なのか。いま広がりつつあるSNSへの転職に必要なものを考えてみる。
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