■プラットフォームの共通化に乗り出す
携帯電話サービスの加入者数は9500万件を超え、年間の端末出荷台数は4000万台強。携帯端末も「多品種少ロット化」が進んでいる。だが、さすがにこれだけ多くの端末が次から次へと発売され、しかも端末ごとにユーザー満足度の高いソフトウェアを組み込むとなると、メーカー側の開発コストは膨れ上がる。これではあまりにも大変。
今はコンプライアンス重視の観点から、メーカーは自社でソフトを作らず、大手ベンダーに外注しているケースがほとんど。しかしこのようなやり方では、膨れ上がる開発コストは抑えられない。ではどうするか。コストを削減し、かつ「モノづくり」の現場をしっかり見ていくには誰が適任か。そこで名乗りを上げたのが、我々キャリアというわけだ。
開発コストを抑え、メーカーの負担を軽減し、さらにユーザー満足度の高いサービスを提供していくために、我々はプラットフォームの共通化に乗り出す。ソフトウェアで差別化する時代はもう終わり。これからは、例えばどんな端末でも「LISMO」が使えるようにならないと。そうすればユーザーもあれこれ悩まず、単純にデザインなどのハード面で端末を選べるようになる。auはもともと「商品企画」(コンテンツ)に強く、成功してきた実積がある。今後はその勢いを堅持しつつ、さらに「商品開発」の分野にも注力していく。「モノづくり」の現場を知っている経験豊富な技術者が必要だ。
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株式会社KDDIテクノロジー 代表取締役社長
斉藤利治氏
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