本連載ではこれらのディストリビューションのうち、最も広く使用されているレッドハットの「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)」と、最近注目されることの多いノベルの「SUSE LINUX Enterprise Server(SLES)」の比較を、いくつかの技術的な側面からおこなっていきます。
レッドハットとは
Red Hat,Inc.は1993年に米国で設立された、世界最大のシェアを持つLinuxディストリビュータです。1999年には日本法人である「レッドハット株式会社」を設立し、はやくから企業向けのサポートも開始したために、日本国内においても第1位のシェアを持っています。
ノベルとは
SUSE Linux AGは1992年にドイツで設立され、1994年には、S.u.S.E. Linux 1.0をリリースした最古の商用ディストリビュータです。ドイツ生まれということもあり、ヨーロッパでトップ、世界では第2位のシェアを持っています。早い時期から非IAプラットフォームのサポートを開始したためにハイエンド・エンタープライズ環境での採用が多い傾向があります。
このような特性から、有償の製品はビジネスで使用されるサーバなどに多く採用されています。これら有償の製品は、レッドハットでは「Red Hat Enterprise Linux」、SUSEでは「SUSE LINUX Enterprise Server」であり、それぞれ「RHEL」および「SLES」と省略されています。