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| Sambaとは
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Linux/UNIXを使っているものにとってSambaは今さら説明する必要もないほど有名なソフトウェアであるが、Windowsしか使ったことのないユーザのために簡単に紹介しよう。
SambaはLinuxやUNIXマシンをWindowsのファイルサーバ、プリントサーバさらには(Windowsドメインの)ドメインコントローラにしてしまうソフトウェアだ。
1992年に開発されてから10年以上の実績を持っており、現在ではWindowsドメインコントローラの機能と共にWindowsからの移行機能を備えたため、サポートがもうすぐ切れるWindowsNT4サーバの代替としてはもちろんWindowsのActiveDirectoryの代替として導入される事例が増えてきている。
今回は、このSambaをWindows Server 2003と比較しながら紹介していこうと思う。
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| Sambaを導入する理由
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多くの企業や官公庁、学校ではWindowsマシンが導入され、これらの管理サーバ、ファイルサーバとしてWindowsサーバが多く導入されていることだろう。
SambaはUNIX/Linuxの上にこのファイルサーバ機能を提供する製品であるが、時代と共にWindowsサーバではなく、Sambaを使う理由が変わってきている。
Windows95が普及し始めWindows NT 3.5やNT4が世に出たばかりの1996年頃は導入理由は「信頼性」であった。
そのころUNIXに比べWindowsサーバの信頼性は高くなく、多くの(オフコンが存在しなかった米国)大規模ユーザは商用UNIXベースでファイルサーバを構築していた。
その後、1999年頃のLinuxブレイクが始まると「コスト削減」のためにSambaとLinuxは中小規模ユーザを中心に爆発的に普及し始めた。
こうした「信頼性向上」「コスト削減」という流れの中で昨今のSambaの導入理由は「セキュリティ対策」が増えてきている。
ご存じの通りWindowsに関わるセキュリティ問題は収束する気配を見せず、ウィルスやワームの99%以上がWindowsだけに感染する。Linux/UNIXベースのSambaにするだけでセキュリティが強化される上にセキュリティ対策にかけるコストが大幅に削減されるのである。
もちろん、LinuxやSambaにもセキュリティホールは存在するのだが、Windowsサーバに比べればサーバがダウンしたり、ワームに感染する確率は大幅に少ないのだ。
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| Samba3.0の主要機能
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「セキュリティ対策」「コスト削減」「信頼性向上」という理由で導入されるSambaであるが、NT→2000→2003とバージョンアップするたびに機能追加されるWindowsサーバに対し、Sambaも後追いになってしまっているが、様々な機能追加で追従している。
特に2003年9月にリリースされたSamba3.0はWindowsからの移行機能や信頼関係の機能を備えたため、NTのリプレースやWindows Server 2003の代替として大規模ユーザでの導入事例が増えてきている。
Samba3.0では以下にあげるの機能が強化されている。
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ドメインコントローラ機能
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- LDAPをバックエンドデータベースと利用して数千人以上のユーザをサポートする大規模ドメインを構築できるようになった。
- ドメインの信頼関係をサポートしたので既存NTドメインへの導入が容易になった。
- NT4ドメイン移行機能(net vampire:吸血鬼機能)によりNT4ドメインからユーザ情報、グループ情報を移行できるようになった。
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管理機能強化
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- WindowsのGUIを使ってユーザの管理や共有の管理が可能になり、Linuxの知識の乏しい人にもSambaの管理ができるようになった。
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Samba国際化版
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Samba3.0のリリースから1年経ちやっと品質が安定してきたが、その大きな要因として2003年9月からミラクル・リナックス社がIPA(情報処理振興会)から支援を受けて行ったSamba3.0の国際化対応が2004年3月に完了し、国際化(日本語およびマルチバイト)対応および品質向上がなされたことがあげられる。
(http://www.miraclelinux.com/technet/samba30/ を参照)
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これらの成果はSamba Teamにフィードバックされ、多くのバグがSamba 3.0.5に取り込まれた。
しかしながらまだすべてが取り込まれておらず、日本語を含めたマルチバイト文字を使う時の問題が多少残っている。現時点では業務で使うなら上記Webで提供しているSamba 3.0国際化版を使うことを推奨する。
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著者プロフィール
オープンソース・ソリューション・テクノロジ株式会社 小田切 耕司
早稲田大学理工学部電気工学科卒業三菱電機計算機製作所に入社し、汎用機、UNIX、Windowsの開発を経てミラクル・リナックス社へ2001年入社Sambaとは1996年からの付き合い。日本初のSamba解説本を執筆し、Samba日本語版を最初に開発した。日本Sambaユーザ会の設立にも寄与し、初代代表幹事を務める。日本Webminユーザーズグループの副代表幹事などもつとめ、最近はLinuxコンソーシアムのセキュリティ部会のリーダなどもつとめている。
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