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バックアップ・ソリューションの選択基準
バックアップ・ソリューションの選択基準

第4回:OSSでのバックアップ手法(前編)

著者:バックボーン・ソフトウエア  青木 浩朗   2005/3/14
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バックアップ・デバイス

   オープンソースソフトウェア(OSS)を使用してのバックアップという場合は、あまり予算を掛けられないということがほとんどでしょう。そうした場合にバックアップ・デバイスとしてあげられるのは、ハードディスクまたはシングルテープ・ドライブであると考えらます。

   ハードディスクを使用してのバックアップの場合には、バックアップするファイルを単にOSからファイルシステムとしてマウントし、各コマンドを使用してアーカイブファイルとして格納するか、ファイルやディレクトリ単位でコピーするなど、事前準備にはあまり問題がありません。

   しかし、テープ装置を使用する場合には、ファイルシステムによってアクセスするのではなく、Linuxであればテープに対してテープ用のデバイスファイルを使用して書き込みを行うことになります。また、テープ装置ならではの考慮する点があります。


Linuxでテープ装置を使用するには?
※編集局注
本記事はRed Hat Enterprise Linux AS 3で動作の確認を取ったものです。異なるバージョンや他のディストリビューションでは、一部動作しない場合があります。

   まず、システムから正常にデバイスが認識されているかの確認が重要です。「/proc/scsi/scsi」を参照すると、SCSIとして認識されているデバイスの確認ができます。

# cat /proc/scsi/scsi
Attached devices:
Host: scsi0 Channel: 00 Id: 02 Lun: 00
Vendor: QUANTUM Model: DLT7000Rev: 245F
Type: Sequential-AccessANSI SCSI revision: 02

   このテープ装置は、実際には特定のデバイスファイルによってアクセスすることになりますが、複数のテープ装置が接続されていてどれかわからない場合には、dmesgの内容からどのSCSI IDがどのデバイスファイルに対応しているかを確認します。

# dmesg | grep st[0-9]
Attached scsi tape st0 at scsi0, channel 0, id 2, lun 0
st0: Block limits 2 - 16777214 bytes.

   また、Linuxのデバイスファイル場合には、"/dev/st?"の自動的に先頭まで巻き戻す(rewind)ものと、"/dev/nst?"の巻き戻さない(no rewind)ものの2種類があります。一般的に一番最初に認識されるテープ装置は、表1のタイプのデバイスファイルを使用することができます。

rewindタイプ /dev/st0
no rewindタイプ /dev/nst0

表1:テープ装置のデバイスファイル


   rewindのデバイスファイルを使用した場合には、コマンド実行後は必ず先頭に戻ってしまうため、複数のバックアップを連続して行いたいような場合には、no rewindのものを使用するように心がけてください。

   なお、商用UNIXなどは、より多くのデバイスファイルを用意し、圧縮の指定や"density"の指定などを行うものもあります。

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バックボーン・ソフトウエア
著者プロフィール
バックボーン・ソフトウエア株式会社  青木 浩朗
ストレージ専業ベンダーにて、SEおよび企画を担当した後に、2001年にBakBoneSoftware入社。主に大手ベンダーのSEを担当しながら、テクニカル・マーケティングとして、各種講演や執筆活動を行っている。最近は、特にデータベースとクラスタリングに注力し、検証レポートを作成するのをライフワークとしている。


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INDEX
第4回:OSSでのバックアップ手法(前編)
バックアップ・デバイス
  mtコマンドによるテープ装置の制御
  tarコマンド
バックアップ・ソリューションの選択基準
第1回 新法施行に備え、バックアップについて改めて考える
第2回 バックアップシステム構築の考慮点
第3回 様々なバックアップとスケジューリング手法
第4回 OSSでのバックアップ手法(前編)
第5回 OSSでのバックアップ手法(後編)
第6回 商用バックアップ・ソフトウェアによる手法(前編)
第7回 商用バックアップ・ソフトウェアによる手法(後編)
第8回 データベースのバックアップ
第9回 バックアップにおけるスナップショットの活用
第10回 今後のバックアップに対する期待と現実

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