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Exadel StudioによるStruts/JSF開発

第3回:画面遷移の設定とロジックの実装

著者:竹添 直樹(TAKEZOE, Naoki)   2006/3/6
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画面遷移の設定:Strutsの場合

   Strutsではstruts-config.xmlにアクションマッピングの設定を行います。

   Exadel Studioのstrutsconfig.xmlエディターは「Diagram」「Tree」「Source」の3つのタブを持っており、「Diagram」タブで画面遷移の設定をグラフィカルに行うことができます(図1)。
Strutsの画面遷移をダイアグラムで編集
図1:Strutsの画面遷移をダイアグラムで編集
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   今回のサンプルでは表1の情報を入力します。

項目 プロパティ
グローバルフォワード name index
path /index.jsp
アクション   path /login
name loginForm
scope request
type net.java.amateras.struts.sample.LoginAction
input /index.jsp
フォワード name success
path /success.jsp
フォワード name error
path /error.jsp

表1:画面遷移情報(Struts版)

   アクションやJSPはパレットからドラッグ&ドロップで追加することができ、矢印ツールで要素間にコネクションを張ることでフォワードを表現します。

   追加したアクションやJSPのプロパティーを変更したい場合は、ダイアグラム上で右クリック→「Properties」もしくはプロパティービューから行います。なお、「Tree」タブやアウトラインビューからアクションマッピングの追加を行うことも可能です。

   JSPをダイアグラムに追加した場合、図2のダイアログが表示されます。ここで「Create File」にチェックを入れておくと、ダイアグラムへの追加と同時にJSPファイルを作成することができます。

JSPをダイアグラムに追加する際のダイアログ
図2:JSPをダイアグラムに追加する際のダイアログ
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)


画面遷移の設定:JSFの場合

   faces-config.xmlにナビゲーションの設定を行います。

   Exadel Studioの無償版ではstrutsconfig.xmlエディターのようなダイアグラムを用いた画面遷移の編集はサポートされていないので、「Tree」タブの「Navigation Rules」に表2のとおり、ナビゲーション情報を追加します(図3)。

項目 プロパティ
ナビゲーション・ルール   from-view-id /index.jsp
ナビゲーション・ケース from-out-come success
to-view-id /success.jsp
ナビゲーション・ケース from-outcome error
to-view-id /error.jsp

表2:画面遷移情報(JSF版)

JSFの画面遷移をツリーエディターで編集
図3:JSFの画面遷移をツリーエディターで編集
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   なお、有償版ではstruts-config.xmlと同様、ダイアグラムでの画面遷移の編集がサポートされています。

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竹添 直樹(TAKEZOE, Naoki)
著者プロフィール
竹添 直樹(TAKEZOE, Naoki)
弱小零細企業のプログラマ。Javaによる業務アプリケーション開発やオープンソースを活用した研究開発などに従事。趣味でEclipseプラグインなどの開発を行っており、Seasarプロジェクトなど国内外のオープンソースプロジェクトにもコミッタとして参加している。現在転職活動中。

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第3回:画面遷移の設定とロジックの実装
画面遷移の設定:Strutsの場合
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