SUSE、「SUSE Linux Enterprise Live Patching」を提供開始

2014年12月6日(土)

SUSEは、システムパッチ適用に伴う再起動が不要で、ダウンタイムを削減し、サービスの可用性を向上させる、エンタープライズLinuxユーザ向け「SUSE Linux Enterprise Live Patching」の提供開始を発表した。SUSE Linux Enterprise Live Patchingは、実行中のカーネルを中断することなくアップデートできるパッケージ kGraftプロジェクトをベースとしている。

他のLinuxカーネル向けライブパッチ適用技術とは異なり、SUSE Linux Enterprise Live Patchingでは、パッチ適用中にシステム全体の停止を要求することはない。さらに、完全なオープンソースのソリューションであるため、パッチソースのコードの検証作業も容易。

SUSEでは、Linuxの一般的な環境とSUSE Linux Enterprise固有の環境のカーネルのライブパッチ適用に関し、将来的にも継続して利用可能になるよう、アップストリーム・コミュニティとの連携を行っている。

SUSE Linux Enterprise Live Patchingは、SUSE Linux Enterprise Server 12上で提供され、サブスクリプション方式によりx86_64サーバ環境で利用可能。SUSE Linux Enterprise Live Patchingの利用には、SUSE Linux Enterprise Server 12 Priority Supportのサブスクリプションと、SUSEのPrimary Support Engineer(PSE)またはDesignated Support Engineer(DSE)のサービスを保有(または購入)する必要がある。


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