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効果を出すロジカルコンテンツを決める

2008年8月21日(木)
茅野 智路

アンケートとログを使ったコンテンツの最適化

 それではモチベーション別にユーザーをどのように分類するのか、コンテンツをどうやって決めるのかを説明します。

 第1回(http://www.thinkit.co.jp/article/114/1/)で説明したアンケートを使ってユーザーをモチベーション別に分類し、そのモチベーション別に求められるコンテンツを導きます。第1回で配布したアンケート結果からモチベーションを、「短期:Q7『すぐに活用したい』をチェックしたユーザーを抽出」「中期:Q7『今後必要と考えている』をチェックしたユーザーを抽出」「長期:Q7『検討中』をチェックしたユーザーを抽出」の3つのタイプに分けます。

 この3つの分類がどんな属性なのかを「Q7」「Q9」「Q10」を使って細分化して、3つのタイプの特徴づけをします。さらに「Q11~Q20」を使って各3つの属性はどんなプロファイルなのかパターン化していくことで人物像が見えてきます。

 次は、3つのタイプがそれぞれどんなコンテンツを求めているのかを「Q5」で把握します。転職サイトを例として、次の3つの情報がわかります(図3)。

 「短期:Q7『すぐに活用したい』をチェックしたユーザー」の主なプロファイルは、20代半ばの男性が多く年収は300~500万台。ほぼ毎日Googleを使ってネットサーフィンをし、ブログやmixiを1週間に何度か書き込みをするユーザーで、求めるコンテンツは、「求人情報」「登録方法」「サービス内容」となります。

 「中期:Q7『今後必要と考えている』をチェックしたユーザー」の主なプロファイルは、20代半ばの女性が多く年収は300~500万台。ほぼ毎日Googleを使ってネットサーフィンをし、ブログやmixiに毎日書き込みをするユーザーで、求めるコンテンツは、「求人情報」「サービス内容」「年収査定」となります。

 「長期:Q7『検討中』をチェックしたユーザー」の主なプロファイルは、30代前半の男性が多く年収は500~750万台。週に2~5日程度Yahoo!を使ってネットサーフィンをし、ブログやmixiを1ヵ月に何度か書き込みをするユーザーで、求めるコンテンツは「年収査定」「キャリアプランニング」となります。

 上記のように、ターゲットユーザーのプロファイルや求めるコンテンツが分かれれば、非常にアンケートとして活用できるものになります。また、広告を配信する際にどの属性がどういうプロファイルなのかがわかることで、正確なアプローチが可能になります。

コンテンツに訪問するキーワードを見る

 ここまでで、どんなコンテンツがどんなユーザーに有効に機能するかを定義づけしました。では、ログ解析を使って現状どんなキーワードでコンテンツに訪問しているのかを調査することで、コンテンツのSEO対策が最適化できているか、もしくはリスティングがどのように作用しているのか確認できます。

 転職サイトを例として、「短期:求人情報、登録方法、サービス内容を閲覧する検索キーワードからコンテンツを見る」「中期:求人情報、サービス内容、年収査定を閲覧する検索キーワードからコンテンツを見る」「長期:年収査定、キャリアプランニングを閲覧する検索キーワードからコンテンツを見る」が挙げられます。

 それぞれのアクセスする検索キーワードを調べて、現状のWebサイトにどんなユーザーが訪問しているのかがわかります。また、検索キーワードごとにコンバージョンを調べることで短期用のキーワードにリスティング費用を投下し、中期・長期用の検索キーワードにSEO対策を実施する策が見えてきます。

 次回は、実装例を元に、どのようにモチベーション別のコンテンツを設計・計測するかを説明します。

株式会社クリエイティブホープ
取締役。前職にて事業企画や新規事業開発部署を経験し新規アプリケーション事業の立ち上げ、新規広告事業の立ち上げ等に従事し。現在、株式会社クエイティブホープ取締役として活動中。写真はボランティア休暇のゴミ拾いです。http://www.creativehope.co.jp/

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