簡易ブラウザの作成（その1）

プロジェクトの作成

HelloAndroidの時と同じように、新たにプロジェクトを作成します。

プロジェクトの情報は、以下のように入力することにします。

1. プロジェクト名（Project name）: MyWebView
2. ビルド・ターゲット（Build Target）: Android 1.6
3. アプリケーション名（Application name）: MyWebView
4. パッケージ名（Package name）: com.example.mywebview
5. アクティビティを作成（Create Activity）: MyWebView

図2-1のような入力内容になります。

画面のデザインを変更する

新しく作成したプロジェクト「MyWebView」がWebViewを使用するように、レイアウトを変更します。

アンドロイド・アプリでは、画面のデザインをxmlで定義していいます。

Eclipseの左側ペイン（Package Explorer）からMyWebViewの画面定義を開いてみましょう。

MyWebView/res/layout/main.xmlを開いてみてください。

	<code>
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>

<LinearLayout xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android"
    android:orientation="vertical"
    android:layout_width="fill_parent"
    android:layout_height="fill_parent"
    >

<i><font color="red"><TextView  
    android:layout_width="fill_parent" 
    android:layout_height="fill_parent" 
    android:text="@string/hello"
    /></font></i>
</LinearLayout>
</code>

レイアウトの中に、「Text View」を使用することが書かれています。

この部分を、「WebView」を使うように書き換えます。

main.xmlを以下のように修正します。

	<code>
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>

<LinearLayout xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android"
    android:orientation="vertical"
    android:layout_width="fill_parent"
    android:layout_height="fill_parent"
    >
<i><font color="red"><WebView
    android:id="@+id/main_webview"</font></i>  
    android:layout_width="fill_parent" 
    android:layout_height="wrap_content" 
    android:text="@string/hello"
    />
</LinearLayout>
</code>

TextViewをWebViewに書き換えました。これで、アプリケーションはWebViewを使用するようになります。

android:id="@+id/main_webview"は、このWebViewに識別子をつけた、ということを意味します。この識別子については、次の章で詳しく説明します。