ユーザーの生産性を高めるWindows Phone
魅力的なアプリが増えつつあるMarketplace
またアプリケーション・ストアのWindows Marketplace for Mobileでは、第3者機関による審査を通過した、 高品質かつ安全なアプリケーションがそろっている。ビジネス用ユーティリティから本格ゲームまで、 有料・無料のアプリケーションを、クラウドから直接Windows Phoneへダウンロード可能だ。 なおWindows Marketplace for Mobileではこの春より、海外で販売されているアプリケーションも入手可能となり、 選択できるアプリケーションの幅も大きく広がった。
余談だが、2010年5月にはMarketplaceからOffice 2010 Mobileの提供がスタートした。 Office MobileがプリインストールされたWindows phoneをお使いのユーザーであれば、 無償で最新のOffice 2010 Mobileへとアップグレードすることができる。
図2-1:My Phone:サービスイメージ |
Windows phoneと他のスマートフォン・プラットフォームの相違点を一点あげるとすれば、 弊社の運営するWindows Marketplace for Mobile以外からでもアプリケーションをインストールすることが可能な点だ。 実際、BBSOFT Directなど、サードパーティの運営するアプリケーション・ストアも存在し、 また開発者がブログ等で公開しているアプリケーションも多数存在している。多くの選択肢の中から、 ニーズにあったアプリケーションを自由にインストールしてほしい。
図2-2:Windows Marketplace for Mobile:サービスイメージ |
図2-3:Windows Marketplace for Mobile:アプリイメージ |
ビジネスパーソンにとってのWindows Phone
ここまで個人利用を中心に解説してきたが、企業全体での利用となるとさらにその利用の幅が広がる。
前述のとおりアプリケーションを自由にインストールできる点は、 独自開発アプリケーションなどを多くのユーザーに配布したい企業などにとっては重要なポイントだ。
Microsoft System Centerを利用すれば、アプリケーションの配布なども自動化することができ、 まさにパソコンと同じような形で展開をすることができる。現に、必要とする業務に合わせてアプリケーションを開発して配布したり、 アプリケーション・ベンダーから入手して配布するなどして従業員に展開している企業が多数存在する。
また近年、企業にとっては個人情報保護や情報漏えいなどのコンプライアンス対応も重要な経営課題となっているが、 Windows Phoneであれば、ユーザーの生産性を妨げず、これらの課題に対処することができる。
例えば端末内に保存されているデータの保護に対しては、パスワード・ロックを始め、 Exchange ServerまたはSystem Center Mobile Device Manager との連携により、 紛失時には遠隔地からの操作で強制的に端末をロックさせたり、端末側のデータを消去し工場出荷時に戻したりすることも可能だ。
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