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de:code 2019開催。自動運転車からMicrosoft 365、Azure、HoloLens 2までの基調講演まとめ

2019年7月11日(木)
高橋 正和

アレックス・キップマン、HoloLens 2を語る

基調講演の最後のパートは、アレックス・キップマン氏によるHoloLens 2の解説とデモだ。

米Microsoft アレックス・キップマン氏(テクニカルフェロー)

キップマン氏は、HoloLens 2について2倍の視野角の没入感、3倍の快適性、オープン開発による価値創造時間の3点を挙げ、「求められていたものだ」と語った。

HoloLens 2の没入感、快適性、価値創造時間

まず没入感。解像度は視野角1度あたり23ピクセルから47ピクセルと詳細になった。その一方で視野角は2倍になっている。そのために、ディスプレイやAIを新規開発したという。また第4世代の深度センサーによる空間マッピングが可能になり、仮想的なオブジェクトをつかむ動作もできるようになった。アイトラッキングの機能も組み込まれている。音声認識では、複数のマイクを使って、90dBまで周囲のノイズをキャンセルできるという。

解像度が詳細に

新規開発のディスプレイ

深度センサー

アイトラッキング

続いて快適性だ。さまざまな民族など、いくつもの頭のサイズや形状を計測し、どのような人でも快適に使用できる作りになっていることを示した。キップマン氏が実物のHoloLens 2を装着してみせ「帽子のようにかぶれる」と語った。またHoloLens 2はファンレスで、ベイパーチャンバーによるパッシブな冷却を採用しているという。

いくつもの頭のサイズや形状を計測

スクリーンには、キップマン氏と“仮想アレックス”が並ぶ姿が映し出された。キップマン氏が仮想アレックスをつまんでサイズを変えたり、仮想アレックスどうしで対決させたりできる。さらに、キップマン氏の音声を文字起こししたものを仮想アレックスが読み上げる形で、バーチャルな基調講演もデモしてみせた。

キップマン氏がHoloLens 2を装着

仮想アレックスどうしが対決

3点目の価値創造時間については、「新しいことを、何ヶ月もかけるのでなく、数時間で実現する」として、オープンな開発や、Dynamics 365 Remote Assist、Dynamics 365 Layoutなどを挙げた。

Dynamics 365 Remote AssistやDynamics 365 Layout

そのほか、HoloLensを製造などの現場向けにカスタマイズするキットも用意されているという。「HoloLens 2といっしょにTrimble社からXR10が発表される」とキップマン氏は語り、ヘルメット型のHoloLensの写真を紹介した。

ヘルメット型のHoloLens、Trimble XR10

HoloLensとAzureの組み合わせの可能性として、キップマン氏はまず部屋から建物へ、都市へと広がるInternet of Hologramを挙げた。また、CADなどで必要な1億ポリゴン以上をリモートレンダリングで実現することについても語った。

HoloLensとAzureによるリモートレンダリング

最後にキップマン氏は「MRでみなさんの夢を現実にしていただきたい」と会場に呼びかけて講演を締めくくった。

フリーランスのライター&編集者。IT系の書籍編集、雑誌編集、Web媒体記者などを経てフリーに。現在、「クラウドWatch」などのWeb媒体や雑誌などに幅広く執筆している。なお、同姓同名の方も多いのでご注意。

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