チームワークで魅せた日本!

2008年5月9日(金)
山浦 弘

ジャーン!結果発表!

 Award Ceremonyは再びGeorgia World Congress Centerで行われました。Award Ceremonyは、いくつかのチームのチアーで幕を開け、「ここにいるすべてのメンバーが勝者である」とのスピーチとともに、参加した子供たち全員に参加メダルが渡されました。

 その後Awardの発表になりました。Robot Performance Awardの1位のチーム(Green Man Group、米国)は、3回の本番ラウンドすべてで400点満点の素晴らしい成績でしたが、台湾のチームも2位に入っており、日本でももっとロボットのレベルを上げる必要があることを感じさせられました。また、プロジェクトに関連したResearch Quality Award では米国のチームが優勢でしたが、Innovative Solution Awardでは上位をオランダとインドのチームが占めていました。

 さまざまな賞が発表されていく中、少しずつ元気が無くなってしまったメンバーでしたが、Team Work Awardの3位の発表で、ついにElevenの名前が呼ばれ、壇上に招かれて念願のトロフィーを受け取ることができました。

皆さんも参加しよう!

 Elevenの受賞理由の紹介時には、「ほかの分野のパフォーマンスも素晴らしかったが、特にチームワークが素晴らしかった」とのコメントもいただき、メンバー、コーチ、サポーター全員で大喜びしました。

 その後、総合成績で評価されるChampion’s Awardの受賞チームが紹介されましたが、1位にFLL史上初めて米国外のチームであるシンガポールのチームがコールされ、驚きと今後への期待を持って大会は幕を閉じました。

 FLL World Festival 2008に参加することで、世界中の子供たちの大いなる才能を感じ、日本の子供たちの秘められた可能性を信じることができました。FLLの2008-2009のチャレンジは今始まったところです。ぜひ子供たちと一緒にチャレンジして、来年この場所に子供たちと一緒に来て見ませんか。

東京工業大学
大学院理工学研究科 准教授。専門は機械力学・制御工学。2005年に結成されたチーム「Eleven」のメンターの1人として2007年7月より一緒に活動。メンバーの新鮮な発想や才能に日々驚きながらFLLの活動を楽しみました。

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