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iGoogleの新機能、キャンバスビューとは

2009年1月9日(金)
林 俊之

OpenSocial準拠のiGoogle

 OpenSocialとは、Googleによって提唱された、SNS上で動作するアプリケーションを書くためのAPIの規格群です。これを使うとSNS上のプロフィル情報、友人関係をアプリケーション側から利用することができ、SNS上で動作するアプリケーションを自分の手で作ることができるのです。こういったアプリケーションをソーシャルアプリケーションと呼びます。OpenSocialはGoogleの独自規格ではなく、MySpace、Yahoo!なども賛同しており、賛同企業が共同で規格化を行っています。

 ソーシャルアプリケーション自体は、OpenSocialが元祖ではありません。もともとはFaceBookというSNSが独自の規格ではじめたのが最初で、OpenSocialはある意味、それに対するGoogleやほかのSNSの対抗策とも言えます。

 ソーシャルアプリケーションとしては、FaceBookのほうが一日の長があり、すでにさまざまなアプリケーションが開発されています。例えば、「Friends for Sale!」は友達を売り買いしてお金をためていく(わらしべ長者みたいなゲーム)というSNSならではの面白いアプリケーションだと思います(図2-1)。

 OpenSocial APIは大きく分けて、JavaScript APIとRestful APIに別れていて、JavaScript APIは主にSNS上で動作するアプリケーションを開発するための機能、Restful APIはSNS上のプロフィル情報、友人関係をほかのWebサイトでも利用可能にする機能です。

 このJavaScript APIはiGoogleのAPIをベースに開発されたため、機能的には非常に近いものがあります。ですので、iGoogleのOpenSocial対応は必然であったと思えますし、既存のガジェットとの互換性も高いため、環境の移行もスムーズに行われています。

ほかのソーシャルサイトでもiGoogleガジェットが使える?

 先ほども説明したように、OpenSocialはGoogleの独自規格ではなく、OpenSocial Foundationによって策定されている共通の規格です。「Who's Using It? - OpenSocial(http://code.google.com/apis/opensocial/whoisusingit.html)」のように対応サイトも多岐にわたっています。

 日本国内でもmixi(http://mixi.jp/)が先日、mixiアプリを発表しました。これはOpenSocialに準拠したものになるようです。また、gooで提供しているSNS、gooホーム(http://home.goo.ne.jp/)も2009年の第一四半期を目標にOpenSocial対応し、デベロッパーが自由にSNS上のアプリケーションが作れるようになる予定です。

 つまり、今後iGoogle向けに作ったガジェットはmixi、gooホームなどのほかのSNSでも使える可能性が出てきたと言うことです。

 ただし、注意してほしいのが、そのまま動くというわけではないということです。SNSごとに仕様は若干違いがでてくると思いますし、技術的なこと以外でもレギュレーション的に認められないと言うことは考えられます。一般的に8割のコードはそのまま使えるだろうと言われています。

 多少の違いはあったとしても、これはiGoogleのガジェット開発者としてはかなり魅力的です。作ったガジェットがiGoogle以外のmixiやgooホームでも動作させることができるようになるので、より多くのユーザに使ってもらえるようになるわけです。

NTTレゾナント株式会社
So-net、MSNを経て現在gooを運営するNTTレゾナントでデザインエンジニアとして勤務。UIデザイン、HTML開発、JavaScript開発を主軸に仕事中。iGoogleガジェットコンテストで「インプレスR&D インターネットマガジン賞」を受賞。http://www.goo.ne.jp/

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