Aeroが動くデスクトップの片隅でシェル生活
viもmanもperlも
すべてのユーティリティを突っ込んだSUAでは、エディタviも使えます。コレもワタクシのようなGUIバカ一代にはタイヘンスパルタンなツールです。また、manコマンドで多くのツールの説明は読むことができます。
Perlの実行パスは/usr/contrib/perlですが、これはSUAに登録されているので「perl」と打つだけでスクリプトを実行できます。
でもやっぱりXなんだーッ
このように、SUAのシェル生活はかなり居心地よくなってきました。でもあっちこっちのフォルダやファイルを閲覧しているうちに、どーしても気になるものが...。
それは/usr/X11R6などという「X」関係のフォルダです。ということは、このSUAでッ!GUIができるかも知れないッ!最近はサーバにもGUIツールが増えてきて(さっき言ってることと違う)。
せっかくシェルになじめるかというところで、また離れようとしているワタシ。何かのサガなんでしょうか。前世がヒトデで貝を食いまくるかなんかして、今たたられているのでしょうか。
ともかくです。これは、SUAで「Xウィンドウシステム」の開発をヤル一式です。xtermやxclockといったXアプリケーションもあります。でも、このままではダメ。SUAにはXサーバまでは入っていません。
Windows用Xサーバ、実はうちにあるんです。ASTEC-X(http://www.astec-x.com/)、以前結婚記念日に(ウソ)ダソナに買ってもらったんですが最近お休みしていました。最新版にアップデートして、Vistaに職場復帰してもらいます。
作業は簡単です。Windows側のGUIを駆使してコイツを同じPCにインストールして起動します。一方SUAのシェルでは「画面出すなら自分とこのサーバにつなげ」と、すでに設定してありますから、「xterm」などのコマンドをかますだけです。あんまり簡単なのでしばし悩んでしまいました。
出たーッ。中身よりウィンドウ枠のほうが華麗な、VistaのXアプリケーションです。人間とは不思議なもの。グラボスペックを享受した透明感だ立体だアニメだのの画面より、こんなシンプルな描画を得たことが、こんなにうれしいなんて...。
よかった!想定していたよりずっと面白い企画になってよかった!けどサーバとして使えるの?と思ったら実はさらにこんなものを見つけてしまったんです。フリーのXサーバも...おっとそれはまた来週。