PR

サーバー構築とOSSのインストール

2009年7月8日(水)
細田 隼平

PHPインストール(2) ~FastCGIの設定とIISへの関連づけ

 続いてIIS側の設定を行います。今回はFastCGIという機能を利用して、IISでPHPを動かそうと思います。FastCGIは以前から提供されていましたが、Windows Server 2008から標準装備されており、文字通り従来のCGIの高速版と言えるでしょう。

 このFastCGIやCGIのほかにIISでPHPを動かす手段には、ISAPIがあります。IIS6系まではISAPIでPHPを動かす方法も有力でしたが、IIS7ではなぜかFastCGIを利用する方が多いようです。

 このFastCGIをIISで使えるようにするには、IISにCGIの役割サービスを追加しなければなりません。「サーバーマネージャ > 役割 > Webサーバー(IIS)」を開き、「役割サービスの追加」をクリックし、「アプリケーション開発のCGI」にチェックを入れて「次へ > インストール」と進みます。これでIIS上からFastCGIを動かせるようになりました。

 次に、IISとの関連付けを行います。本記事ではFastCGIという機能を利用してIISとPHPを関連付けますが、具体的には、ブラウザから来るリクエストの種類に応じて、どのプログラムに処理を実行させるかの設定(マッピング)をここで行います。

 「IISマネージャ > コンピューター名」を選択し、機能の中から「ハンドラマッピング」を開きます。現在のハンドラマッピングの一覧が表示されます。右の操作パネルの「モジュールマップの追加」をクリックします。「モジュールマップの追加」の画面が表示されますので、以下のように入力し次に進みます。

要求パス: *.php
モジュール: FastCgiModule
実行可能ファイル: C:\php\php-cgi.exe
名前: PHP via FastCGI

さらに、確認画面が出ますので「はい」をクリックします。

PHPインストール(3)~64bitOSの場合の設定と既定のドキュメントの設定

 また、インストールしているOSが64bit版の場合は、アプリケーションプールの詳細設定から32bitアプリケーションの有効化をする必要があります。「IISマネージャ > コンピューター名 > アプリケーションプール」をクリックするとアプリケーションプールの一覧が表示されます。

 一覧から「DefaultAppPool」をクリックし、操作エリアにある「詳細設定」をクリックすると詳細設定画面が表示されます。上から2番目の「32ビットアプリケーションの有効化」が「False」になっているので「True」に変更します。そしてこの変更を反映させるために、「IISマネージャ > コンピューター名」をクリックし操作パネルから「再起動」をクリックします。

 次に、既定のドキュメントの設定を行います。これは 「http://example.com/test/」などのように「/(スラッシュ)」で終わるアクセスがあった時に自動的にそのフォルダ内のindex.htmlなどを返す設定です。IISの既定のドキュメントにはindex.htmlやindex.htmなどはあらかじめ設定されているのですが、index.phpなどは存在しないので以下の手順で追加する必要があります。

 「IISマネージャ > コンピューター名 > 規定のドキュメント」を開き操作パネルから「追加」をクリックします。「規定のドキュメントを追加」ウィンドウで「index.php」と入力します。

 ここまで行ったら、サンプルアプリケーションを動かしてみましょう。ここではシンプルに以下の内容を書いた「test.php」を作成します。

 <?php phpinfo() ??>

 作成した「test.php」を「C:\inetpub\wwwroot」に保存したら、ブラウザから「http://localhost/test.php」にアクセスして無事動作することを確認します。

2002年SIerに入社し、一貫してWebシステムの開発に携わる。2007年フリーランスとして独立。現在はモバイルコンテンツサイトのマーケティング支援としてBI構築、SEO、SEMに携わっている。所有資格はRHCE、Oracle Certified Professional、テクニカルエンジニア(ネットワーク)など。「IIS de OSS」(http://guitarfish.wazure.jp/)にてIISにOSSをインストールするノウハウを展開中。

Think IT会員サービス無料登録受付中

Think ITでは、より付加価値の高いコンテンツを会員サービスとして提供しています。会員登録を済ませてThink ITのWebサイトにログインすることでさまざまな限定特典を入手できるようになります。

Think IT会員サービスの概要とメリットをチェック

他にもこの記事が読まれています