【2限目】インストールの妙技を習得すべし (2/2)

サーバOS 今週のまとめ
土日に受講「サーバOS」カレッジ!

【2限目】インストールの妙技を習得すべし

2007/6/15
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コマンドは基本を覚えておけば怖くない

   この数年、OSのオペレーションは軒並みGUI化が進み、デスクトップPCのみならずサーバでもコマンドを使う機会は少なくなっている。しかしセットアップやメンテナンスの際には、ある程度のコマンドを使ったほうが圧倒的に楽に作業することができるのだ。
CentOSCentOSで始めるサーバ構築入門
第2回:CentOSのコマンドは難しくない!
著者:オープンドリーム  小山 健二
   先ほど説明しましたようにLinuxにもGUIがあるのに、なぜコマンドが必要なのでしょうか。ではその理由を探るための例としてサーバ管理の場合を見てみましょう。

   サーバ管理者は常にサーバの前に座って作業ができるとは限りません。それはむしろ少ない方で、遠隔操作によって作業をする場合がほとんどです。またサーバを構築した人がサーバ管理者になることも稀で、サーバにX Windowがインストールされているかどうかは実際にサーバを操作して確認するまではわからないのです。実際のところ、サーバにX Windowをインストールしないことが多いため、それを管理するにはCUI上でのコマンドによる操作が必要となります。

   CentOSのデスクトップ上で右クリックをして「端末を開く」を選択します。bashが開きますので、その中で以下のコマンドを実行してください。たった1行のコマンドを実行するだけで、4つのディレクトリが一斉に作成されるのです。とても便利だと思いませんか?

   サーバの管理を行うときには、ここであげた例のように、コマンドで実行したほうが便利な場面が数多くあるのです。


   サーバOSの運用管理面では、GUIでの操作がほとんどだろうが、なんらかの時にコマンドを操作することをおぼえておけば、すぐに対処できるようになるだけではなく、もっと効率的に使いこなすことができるはずだ。


実際のところ、サーバOSは何が多く使われているのか?

   どれくらいの比率でWindowsやLinuxが企業で使われているか気になったことはないだろうか。今後新しいサーバの社内導入を目指すときなど、現在のサーバOSの導入動向などの資料を用意すると、スムーズに稟議が通りやすくなるはずだ。昨年度のサーバOSの導入状況をまとめたレポートを取り上げているのが下記の記事である。

サーバOS利用実態20072007年中堅・中小企業におけるサーバOSの利用実態
第1回:中堅・中小企業でなぜ、Linuxは利用されないのか
著者:ノークリサーチ  伊嶋 謙二
   中堅・中小企業が導入しているサーバのOSの状況を聞いた結果を見てみよう。図2は、06年と07年の経年変化を表している。「Windowsデファクト」という図式がほぼ完成した状態となっている。細かく見ていくと「Windows 2000」が38.5%と最も高い割合で、「Windows 2003」が35.8%、「Windows NT」が14.5%。これら「Windows」全体で88.8%とほぼ独占的な利用率を示している。以下「Linux」が6.7%、「UNIX」が1.7%、「NetWare」が0.1%、「OS/2」が0.6%となっている。

   Linuxについては依然として中堅・中小企業の多くが利用する気配を見せないが、なぜLinuxは利用されないのか。図7は「Linuxを使うつもりがない」と回答した企業にその理由を回答してもらった結果を示している。

   Linuxを利用しない理由は「社内でわかる人がいない」が55.8%と最も多く、「今使用しているOSに満足している」が38.8%、「サービス/サポートが不安」が34.0%、「実績が少なく不安」が22.2%、「アプリケーションが少ない」が21.2%、「Windowsのほうが良いと思うから」が19.3%。「安定性に問題がある」は5.9%と少ない。


   予想通りの答えかもしれないが、はやりWindowsが大変高い割合で利用されている。Linuxの導入の障害は、技術者不足が大きな要因であることがリサーチ結果からもわかる。次回はWindowsに関するリサーチデータを取り上げるということなので期待してほしい。


データベースを使いたいのであれば

   LinuxというとCentOS、Fedra Core、Red Hat以外にも様々なものがある。その中でもデータベース、特にOracleとの親和性の高いものがご存じ「MIRACLE LINUX」だ。

MIRACLE LINUX今さら聞けないMIRACLE LINUX
第1回:さらっと学ぶMIRACLE LINUX
著者:ミラクル・リナックス  中野 正彦
   通常、LinuxサーバでOracle Databaseを利用する場合、カーネルパラメータやOracle用環境変数の設定などを行う必要があります。これらは非常に複雑で、作業負荷が高いものです。MIRACLE LINUXでは、これらの作業を簡略化する様々な機能が実装されています。

    MIRACLE LINUX with Oracle Database 10g製品は、Oracle Database 10gに対応しているMIRACLE LINUX V4.0 - Asianux InsideとOracle Database 10g R2をパッケージ化した製品です。

   もともとOracle向けにチューニングされているMIRACLE LINUXはOracle 10gをパッケージしたものがあることからも、Oracleデータベースを稼働させるためのサーバOSとしては適したプラットフォームである。これは日本オラクルが企業向けLinuxを推進するための戦略的子会社としてミラクル・リナックスを設立したという経緯があるからだ。

   Linuxを用いたサーバを構築する際に、利用するサーバOSからプロダクトを選ぶのではなく、「どのような業務に使うのか」という観点からサーバOSを選択することも重要なことを再認識してほしい。

   どんなOSを使うか、セットアップが大変だから作業したくないなどと思わず、「サーバOSなんて怖くない」と思いはじめれば、もうエキスパートへの道が開かれたようなものだ。


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INDEX
【2限目】インストールの妙技を習得すべし
 サーバOSを習得するには、試しながら覚えるのが最短
コマンドは基本を覚えておけば怖くない
土日に受講「サーバOS」カレッジ!
【1限目】基礎がなければ先もない
【2限目】インストールの妙技を習得すべし
【3限目】一歩先行く!サーバの設定
【4限目】サーバセキュリティの今を考える

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