
Debianプロジェクト、Debian GNU/Linux バージョン4.0を公開
DebianLinuxバージョンアップ
2007/4/10 17:00
パッケージ更新時のセキュリティを改良
Debianプロジェクトは4月8日、Debian GNU/Linuxの最新版となるバージョン4.0(コードネーム「etch」)を公開した。すでに同プロジェクトの公式ページよりダウンロードが可能となっている。
Debian GNU/Linuxは完全にフリーで利用できるOSとして、世界中の1,000名以上のボランティアによって開発が進められている。前バージョン3.0(コードネーム「Sarge」)の初公開から、21ヶ月ぶりのメジャーバージョンアップとなった。
今回のバージョンで搭載された主な新機能は以下の通り。
- 暗号化パーティションのデフォルトでのサポート
- インストールプロセスをマルチランゲージ対応のGUIに変更
- パッケージ管理システムの改良
具体的なパッケージ管理システムの改良点として、「Secure APT」を利用することでミラーサイトからダウンロードしたパッケージの完全性の検証が行えるようになった。また更新時にはパッケージ一覧(インデックス)の差分取得を行うように変更されており、アップデート時の効率を高めている。
バージョン4.0では18,000を超えるソフトウェアが収録されており、主要なソフトウェアパッケージのバージョンは以下の通りとなっている。
- Linuxカーネル 2.6.18
- K Desktop Environment(KDE)3.5.5a
- GNOMEデスクトップ環境 2.14
- X.Org 7.1
- OpenOffice.org 2.0.4a
- GIMP 2.2.13
- Iceweasel(Mozilla Firefox 2.0.0.3の改名版)
- Icedove(Mozilla Thunderbird 1.5の改名版)
- PostgreSQL 8.1.8
- Apache 2.2.3
- Samba 3.0.24
- Python 2.4.4および2.5
- Perl 5.8.8
- MySQL 5.0.32
- PHP 4.4.4および5.2.0
インストール用のCD-ROM/DVD-ROMイメージについては、Debianプロジェクトが推奨するBitTorrentのほか、jigdo、HTTPなどからダウンロード可能。なおaptitudeまたはapt-getを利用して前バージョンからアップグレードすることもできる。
最新版のインストールやアップグレードについての日本語版リリースノートは今後提供される予定とのことだ。
*本文4段落目の文章「また更新時にはパッケージ全体ではなく差分パッチを使用することで、アップデート時の効率を高めている。」を「また更新時にはパッケージ一覧(インデックス)の差分取得を行うように変更されており、アップデート時の効率を高めている。」に訂正します。(2007/04/11)
(ThinkIT編集局 神保 暢雄)