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Ruby on Rails入門
第2回:すぐできるアプリケーション作成
著者:
DTS 桐山 雄大
2006/5/31
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Scaffoldの生成
データベースの準備ができたらアプリケーションの作成に入りましょう。とはいっても構えることはありません。Railsのジェネレータ機能を用いるだけで最低限の動作をしてくれるアプリケーションを作ることができます。
まずRadRailsの右下ペイン「Generators」タブを選択してドロップダウンメニューで「scaffold」を選択します。テキストボックスには「Contact」と入力して「Go」ボタンを押してください。
図10:scaffoldを選択
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
するといくつかのファイルが「AddressBook」に追加されます。
以上で作業は完了です。あまりのあっけなさに驚くかもしれませんが、これだけで立派なアプリケーションができているのです。
それではRailsアプリケーションを起動してみましょう。
RadRailsの右下ペインの「Servers」を選択して「AddressBookServer」を起動します。ステータスが「Started」になれば、Webサーバの起動は完了です。
図11:Railsアプリケーションの起動準備
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
早速Webブラウザから以下のURLにアクセスしてみましょう。
http://localhost:3000/contacts
すると「Listing contacts」というページが表示されますので、「New contact」というリンクを押して、動作を確かめてみてください。
まとめ
AddressBookの出来はどうでしたか。きっと驚かれたことと思います。
アドレスの追加機能に留まらず、編集・削除機能もついています。しかし決してこれで満足できるレベルではないのも確かです。デザインは真っ白ですし、検索することもできません。
でも大丈夫です。Scaffoldとは「足場」という意味で、これを元に改良をしていくことができるのです。次回以降ではカスタマイズ方法について説明していきます
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著者プロフィール
株式会社DTS 桐山 雄大
技術部所属。システム基盤の環境構築・運用設計業務を経て、現在は新規ビジネス創生に携わる。Ruby on Rails上に構築したオープンソースのCMS「Rubricks」(
http://rubricks.org/
)のコミッタ。
INDEX
第2回:すぐできるアプリケーション作成
はじめに
RubyとMySQLの実行プログラムのパス
Scaffoldを利用したRailsアプリの作成
Scaffoldの生成