JSFではロケールに応じたメッセージバンドルを用意することで、メッセージの国際化が可能です。JDeveloper 10gによる日本語メッセージを用意する方法は、次の「JDeveloperのバリデータメッセージの日本語化」の項を参照してください。
JSFは、クライアント(Webブラウザ)から送信されたロケール情報やJSF設定ファイル(faces-config.xml)に設定されているロケール情報を基にして、メッセージを取得するメッセージバンドルを決定します。faces-config.xmlに記述すべきロケールの設定をリスト1に示しました。この例ではデフォルトのロケールを「ja」(日本語)に設定し、サポートするロケールとして「en」(英語)を設定しています。
リスト1:ロケールの設定(faces-config.xml)
<application>
<locale-config>
<default-locale>ja</default-locale>
<supported-locale>en</supported-locale>
</locale-config>
</application>
コンバージョンエラーのメッセージに対応する、英語のメッセージバンドルと日本語のメッセージバンドルの抜粋をリスト2に示しました。クライアントからJSFに対して「ja」ロケールを選択するよう指示があった場合に、日本語のメッセージが表示されます。
リスト2:メッセージバンドルの国際化
(ApplicationMessages.properties:英語のメッセージ)
javax.faces.component.UIInput.CONVERSION=Conversion error occurred.
(ApplicationMessages_ja.properties:日本語のメッセージ)
javax.faces.component.UIInput.CONVERSION=変換エラーが発生しました
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