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Webアプリケーションの国際化
PHPコードを利用してWebアプリケーションを国際化する

第7回:Webアプリケーションをローカル化する 〜 HTML定義ファイル

著者:Carl McDade   2006/6/28
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PHPコードの記述方法

   2つの例を見て行きましょう。1つ目は翻訳されたテキストを保存するために配列を使います。2つ目は定義された定数セットを使います。これらのどちらの方法にも、小さな欠点がいくつかあります。

   使用する配列が何百万もの要素を持つほど大きく、多重にアクセスされると、パフォーマンスに問題が生じる可能性があります。しかしほとんどの場合、動的なWebページが必要なテキストを得るためには、1つの配列要素か、多くても2つの配列要素にアクセスすればよいでしょう。

   PHPコード内で配列を呼び出すには、配列をグローバルとして設定することが必要です。配列の値は非常に効率よく整理されているため、簡単に重複を取り除くことができます。

   定数を使う時、定数名が衝突するという危険が常にあります。定数を使うことの利点は、キャッシュ・テーブルへ簡単に記述されることと、PHPコード内で呼び出すためにグローバルとして設定する必要がないことです。

   ベンチマーキングやパフォーマンスの他の側面に興味を持つよりむしろ、よい面と悪い面を比べて、自分のアプリケーションにとって最良だと思われる方法を選ぶべきであると思います。


HTMLをPHPデータに加工する

   今回は前回に引き続き、HTML定義ファイルについて説明します。まずはHTMLをPHPデータに加工するコード例をリスト3に示します。

        リスト3

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Carl McDade
著者プロフィール
Carl McDade
スェーデンに住むフリーランスのWeb開発者、兼プログラマー。Microsoftデータベース管理者の資格を持っており、1997年からWeb開発を行っています。開発期間のほとんどをドキュメント作成、コード作成、PHPコンテンツ管理システムの勉強に費やしています。Webサイト(http://www.hivemindz.com)で彼とコンタクトをとることができます。


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