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コンサルタントの説明に関しては、「ITコンサルタントへのキャリアポイント」をご覧になって頂ければ、キャリアの詳細がわかりますが、ここではポイントだけお伝え致します。 コンサルタントは顧客の経営ビジョンやビジネス戦略、業務改善案などを必ずしもITありきではなく提案していくのが仕事です。情報システム部門だけではなく、経営層にまで関与することから、IT戦略の実現を担う重要なポジションとして、新卒/中途問わず人気は高いです。 そしてコンサルタントを大きくカテゴライズすると、表2のようになります。
表2:コンサルタントの分類
表2からコンサルタントには共通して、上記の2つのスキルが求められます。また、デザインだけは立派で実際に導入できないという「絵に描いた餅」にならぬように、実現性のある提案の裏づけには、実現可能な技術を知っていることが求められます。 コンサルタントを最終的な目標として、それに必要なテクニカルスキルを若いうちに身につけ、プロジェクト管理等でキャリアを積んでいくというのも現実的な選択肢になるでしょう。 2002年にITスキル標準(ITSS)に「アーキテクト」定義されました。一言で表すならば「情報システムのアーキテクチャーを描く」ということ。 コンサルタントが定めたビジョンや戦略策定に基づき、ユーザの要求やビジネス上の課題、システム化の制約などを考慮して、システム化を進めていく役割を果たします。そのため、アーキテクトは各種製品や技術について、必ずしもトップでなければならないことではありませんが、システム構築のための技術を幅広く知っている必要はあります。
技術分野としては、大きく次の5つに分かれています。
表3:ITアーキテクトの技術分野
冒頭でもお伝えしました通り、ITの複雑化とユーザニーズの高度化が進む中、システムを構成する技術は、細分化・専門化していく傾向があり、OS・データベース・ネットワークなど要素技術、もしくは特定の業種・業務分野において卓越したスキルを持つエンジニアのニーズが高まっています。 このように特定の分野において高い価値を発揮する人材を「スペシャリスト」と定義しており、ニーズの高まりとともに企業は積極的に育成/採用し、今まで以上に高く評価をする仕組みもできあがってきています。 専門分野に特化するからこそ、社内においてもその分野の第一人者として認知され、コミュニティなどで積極的に発言することで、活躍の場は広がる可能性も十分にあります。
以上、「多様化するエンジニアのキャリアパス」をお届けさせて頂きました。繰り返しになりますが、キャリアパスに答えはありません。 常に市場価値の高いエンジニアを目指すためには、入社して数年は中核スキルを身につけていき、ご自身の志向性に照らし合わせて、目の前の仕事に没頭したり、資格取得に励んだり、選択肢の1つとして転職も考えていかなくてはならないでしょう。 エンジニアに求められる役割・能力は日々変わっていきますから、スキルアップと同様に、常に最新の市場動向を押させておく必要があるのです。 では、その情報をどこから得ることができるのでしょうか。 雑誌や書籍やWebサイトでは限界があります。やはり、現場の生の声を押さえているところに情報は集まります。 筆者らは日々多くのエンジニアとお会いし、そして、企業の現場の方ともお会いします。 「社内ではこんな技術が使われていて、私は○○○で活かしていきたい」「○○○のご経験をしていて、△△の志向性があれば、こんな仕事ができますよ」 などと、まさに現場の生の声を押さえているのです。 もし皆様とご縁があってお会いさせて頂くことがあれば、求人案件の話だけではなく、まずはキャリアに関するお話ができれば嬉しく思います。 本気時を機会に、自らのキャリアの振り返るきっかけとなれば幸いです。 |
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