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第3回:PMDのインストール

著者:坂田祐司(SAKATA, Yuji)   2006/4/5
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ルールの取捨選択

   どのようなチェックルールを用いるかを判断するには、最初に個々のルールがどのようなルールであるのかを知らなければなりません。詳細を知りたいルールを、図2の(c)の個々のルール設定で選択し、次に図2の(b)の「Edit Rule」ボタンをクリックしてください。

   図3の画面が表示され、ルールの名前や、ルールの意味、そして典型的な問題コードの例が表示されます。この表示を見て、そのルールを用いるべきかどうかを判断してください。なお、これらのルールの詳細情報は、PMDのWebサイトにも掲載されています。

ルールの詳細表示画面
図3:ルールの詳細表示画面


   実際に必要がないと判断したルールは、(b)の「Remove rule」ボタンで削除してください。なお、「Add Rule」ボタンは新規のルールを追加するために用いるものであり、「Remove rule」により削除したルールを復元させるためのものではないことに注意してください。


ルールの優先度の設定

   ルールの優先度の設定は図2の(c)の個々のルール設定で行います。優先度を変更したいルールを選択し、図4のように優先度を変更してください。ルールの優先度は5種類あり、重大なエラー(Error high)、エラー(Error)、重大な警告(Warning high)、警告(Warning)、通知(Information)という種類に分けられています。

ルールの優先度の設定画面
図4:ルールの優先度の設定画面
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)


ルール設定の保存と復元

   変更したルールは、ルールセットとして保存することができます。図2の(b)の「Export rule set」ボタンをクリックすれば、XML形式のファイルとして書き出せます。

   また、図2の(b)の「Import rule set」ボタンをクリックし、図5の「Browse」ボタンをクリックすることで、保存したルールセットを復元できます。なお、この「import rule set」は、PMDにおいてデフォルトで用意されているルールセットを追加する場合にも用いられます。

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坂田祐司(SAKATA, Yuji)
著者プロフィール
坂田祐司(SAKATA, Yuji)
SI企業の研究所においてソフトウェア工学の研究に従事。試験やプログラムの解析技術に興味を持ち活動中。

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