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システム企画担当者のためのBIシステム導入の勘所
〜速く、安く、確実に導入するには〜

第1回:BIの世界を体験する−イントロダクション
オープンソースBIツールOpenOLAP

著者:アイエイエフコンサルティング  平井 明夫   2004/11/16
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OpenOLAPの入手と問合せ方法

  OpenOLAPは、独立行政法人情報処理推進機構(注1)が公募した2003年度オープンソースソフトウェア活用基盤整備事業による支援を受けて、筆者の勤務する(株)アイエイエフコンサルティング(注2)が開発したオープンソースソフトウェアです。

  OpenOLAPは、共同開発環境サイトSourceForge.jp(注3)上でソースコードが公開されており、GNU一般公有使用許諾書に基づいたオープンソースソフトウェアとして無償で提供されています。

  OpenOLAPのソフトウェアは、SourceForge.jpのOpenOLAPプロジェクトページ(http://sourceforge.jp/projects/openolap/)からダウンロードすることができます。
  図16がそのページです。
  技術的な質問には、プロジェクトページにある公開フォーラムが利用できます。そのうちのHelpフォーラムでは、OpenOLAPのインストールでの問題などの技術的な問題が議論されています。   ただし、投稿のためには、SourceForge.jpのアカウントによるログインが必要です。


図16:OpenOLAPプロジェクト画面

(注1)独立行政法人情報処理推進機構(略称IPA、http://www.ipa.go.jp/)は、1970年10月1日設立の特別認可法人情報処理振興事業協会を前身とし,2004年1月5日に独立行政法人情報処理推進機構として発足した。 情報処理の振興を図るため,ソフトウェア開発支援事業(オープンソースソフトウェア活用基盤整備事業を含む)、情報セキュリティ対策事業,IT人材発掘・育成事業を実施している。

(注2)アイエイエフコンサルティング(http://www.iafc.co.jp/)は,1998年に設立されたデータ分析アプリケーション専門の独立系コンサルティング会社である。金融,通信,製造,流通,サービスなど多岐にわたる業種のデータ分析アプリケーション構築プロジェクトに参画し、 その経験に基づいた、執筆、講演活動やオープンソースソフトウェア開発を通じて、データ分析アプリケーションの普及に努めている。

(注3)SourceForge.jp(http://sourceforge.jp/)は、米国OSDN社が運営している世界最大のオープンソースソフトウェアの開発サイトであるSourceForge.netの日本版として、 VA Linux Systemsジャパン?のOSDN 事業部が、OSDNとの協調体制のもとで運営している共同開発環境サイトである。 オープンソースソフトウェアの開発者に共同開発に必要な環境を無料で提供している。


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著者プロフィール
株式会社アイエイエフコンサルティング  平井 明夫
日本DEC(現hp)、コグノス、日本オラクルを経て現職。一貫してソフトウェア製品の開発、マーケティング、導入コンサルティングを歴任。 特に、データウェアハウス、BI、OLAPを得意分野とする。現在、企業業績管理、管理会計などデータ分析ソリューションの短期導入を可能にするテンプレートやパッケージの開発を行っている。


INDEX
第1回:BIの世界を体験する−イントロダクション   オープンソースBIツールOpenOLAP
  はじめに
  Viewerによるデータ分析操作
  その他のViewerの機能
OpenOLAPの入手と問合せ方法