SQLを直接記述できるiBATIS(前編)

2006年7月12日(水)
山之内 弘行

Eclipseプロジェクトの作成


   今回はEclipse上でサンプルプログラムを作成していきますので、EclipseでJavaプロジェクトを作成します。なお、ここでは「ibatisSample」という名前でプロジェクトを作成しています。
ibatisSampleプロジェクト
図7:ibatisSampleプロジェクト


jarファイルのコピー


   プロジェクトを作成したら、プロジェクトの直下に以下のjarファイルをコピーします。

  • ibatis-common-2.jar
  • ibatis-dao-2.jar
  • ibatis-sqlmap-2.jar

表2:コピーするjarファイル

   またJDBCドライバもコピーしてください。ここでは、PostgreSQLを使用しますのでPostgreSQL用のJDBCドライバをコピーします。


テーブルの作成


   次にテーブルを作成します。今回使用するテーブルはSHAINテーブルとBUSHOテーブルの2つです。テーブルを作成するためのDDLは以下のとおりです。

SHAINテーブルとBUSHOテーブルを作成するためのSQL
// SHAINテーブル
create table SHAIN(
   SHAIN_ID INTEGER PRIMARY KEY,
   SHAIN_NAME VARCHAR(255),
   BUSHO_ID INTEGER,
   FOREIGN KEY(BUSHO_ID) REFERENCES BUSHO(BUSHO_ID)
)

// BUSHOテーブル
create table BUSHO(
   BUSHO_ID INTEGER PRIMARY KEY,
   BUSHO_NAME VARCHAR(255),
   EXTENSION_NUM INTEGER
)

   なお、SHAINテーブルとBUSHOテーブルの初期データとして以下のデータを使用しています。

SHAINテーブルとBUSHOテーブルの初期レコード用SQL
// SHAINテーブル初期レコード
insert into SHAIN values(111, 'iBATIS', 1)
// BUSHOテーブル初期レコード
insert into BUSHO values(1, '開発部', 1234)


次回は


   ここまでで、Eclipseを用いて「iBATIS」を利用する準備が整いました。次回はファイルの自動生成を行い、データベース定義ファイルを作成し、実際にSQLを発行して、「iBATIS」を利用してみます。

株式会社ビーブレイクシステムズ Javaスペシャリスト
前職ではJavaを用いたシステム開発をメインに作業を行う。更なるキャリアアップを目指し、実力次第で上流工程に携われるビーブレイクシステムズに転職。現在はJavaアーキテクトとして活躍中。

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