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| はじめに | ||||||||||||||||||
前回まででコマーシャルオープンソースのメリットについて様々紹介してきました。最終回の今回は、コマーシャルオープンソースの動向と日本におけるコマーシャルオープンソースの今後について解説していきます。 | ||||||||||||||||||
| コマーシャルオープンソースの動向 | ||||||||||||||||||
欧米で先行してはじまったコマーシャルオープンソースは、ユーザに受け入れられているのでしょうか。図1はサーバ用Linuxを有償で提供するベンダ(コマーシャルオープンソースベンダ)の売り上げ、ならびにその用途の推移をあらわしています。 図1を見るとサーバ用に利用されているLinuxは毎年急成長しており、その用途も当初のWebサーバから社内インフラへと大きくシフトしていることがわかります(図の青と緑以外が社内用途)。 サーバ用Linuxは、ほとんどがRed Hat Enterprise Linuxのような有償版Linuxであるため、「コマーシャルオープンソースであるLinux」が社内システムとして導入される傾向が定着したといえるでしょう。 RDBMS市場でも同じような傾向が見られます。表1はGartnerがまとめた各RDBMSベンダの成長率です。RDBMS市場は全体でも成長率がよいのですが、MySQL ABなどのコマーシャルオープンソースベンダの成長率は群を抜いて高くなっています。
表1:RDBMS市場の動向 出典:Gartner(注1)より抜粋 ※注1:Gartner Says Worldwide Relational Database Market Increased 8 Percent in 2005 http://www.gartner.com/press_releases/asset_152619_11.html また、InfoWorldのレポート(注2)によれば、JBossは2005年から2006年にかけて、250%から300%の売り上げ成長を遂げる予定と発表されています。いずれの数字を見ても、企業向けのコマーシャルオープンソースソフトウェアが急速に顧客に受け入れられていることを示しているといえるでしょう。 ※注2:Open Sources by Dave Rosenberg and Matt Asay : InfoWorld http://weblog.infoworld.com/openresource/archives/2006/04/so_what_happens.html 米国では、これら以外にも様々な分野でコマーシャルオープンソースベンダが活躍しはじめています。表2はその代表例をタイプ別に一覧にしたものです。
表2:コマーシャルオープンソースベンダ 「有償サポートサービス型」は、ソースコードをGPLなどのライセンスで公開し、そのサポートサービスなどを有償で提供するものです。「デュアルライセンス型」は、同じソースコードでありながら、通常の使用にはGPLなどの無償ライセンスを、組み込み販売などの再販ベンダには商用の有償ライセンスで提供するものです。そして「セパレートラインセンス形」は、無償で公開するソースコードと別に、企業向けの有償ライセンス版のソースコードを別途提供するものです。 | ||||||||||||||||||
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