今回実施した性能試験は、いくつかのSQL文単体の処理速度を測定するものです。使用するテーブルは1つのみで、次の「TEST00」テーブルです。
試験用テーブルTEST00の構成
`ADDR_ID` decimal(10,0) default NULL,
`ADDR_STREET1` char(40) default NULL,
`ADDR_STREET2` char(40) default NULL,
`ADDR_CITY` char(30) default NULL,
`ADDR_STATE` char(20) default NULL,
`ADDR_ZIP` char(10) default NULL,
`ADDR_CO_ID` decimal(4,0) default NULL
具体的なデータベース環境としては、ストレージエンジン別にデータベースを用意し、それぞれのデータベース内に「TEST00」テーブルを各ストレージエンジンにて作成しました。データには100万件分のCSVファイルを用意し、これを初期データとして使用しました。
この「TEST00」テーブルに対してLOAD文、3種類のSELECT文、INSERT文、UPDATE文の試験を実施し、それぞれの処理時間を測定しました。
LOAD文は「mysqlユーティリティ」から実行し、時間を測定しました。LOAD文以外は、性能測定用のアプリケーションから一定回数実行し、その時間を測定しました。

図1:性能試験環境
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