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サーバ解体新書「日本HP〜HP ProLiant DL365編」
第4回:HP ProLiant DL365のiLO2・インターフェース・インジケータ・付属品を見る
著者:ThinkIT編集局 2007/6/29
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リモート管理を実現するIntegrated Lights-Out 2
Integrated Lights-Out 2(iLO2)はProLiantサーバをリモート制御するための業界最先端の機能を提供するリモート管理製品である。iLO2はオンボード上に組み込まれているプロセッサとファームウェアで構成されており、サーバの動作状態によらず、サーバの前でキーボード・モニタ・マウスや電源ボタンを操作するのと同様に、ネットワーク経由でリモートによるシステム管理作業を実行することができるものだ。つまり遠隔地から電源がオフになっているサーバを起動させたりファームウェアをアップデートして再起動することも、iLO2プロセッサが実装されていることで実現できるのだ。
本体背面左側にはiLO2用の専用ネットワークポートが設けられており、セキュアなデータ転送やメインネットワークトラブル時でも制御可能にすることができる。
ロジックボード上にiLO2のコントロールプロセッサが実装されている
iLO2専用のネットワークポート(上側)
iLOによる管理画面の例
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
内部にはPCIカードの拡張も可能
HP ProLiant DL365の内部には拡張スロットとして×8 PCI Expressスロットが2つ(オプションで64ビット/133MHz PCI-Xがある)が設けられている。スロットは内部にあるT字型のアルミフレームの両側に取り付けられている。
PCIスロットの活用例としては、よりより多くのストレージ接続のために「HP SC11Xe シングル チャネル PCI Express Ultra320 SCSIアダプタ」などを使ったり、広帯域なネットワークを利用するために10GBクラスのネットワークカードなど、オプションで用意されている各種カード類を装着して機能強化を行うことができるようになっている。
なおPCI-X対応カードを利用したい場合は「PCI-Xライザーオプションキット」が別途必要となる。
内部にフレームの一部のようにスロットフレームが組み合わさる
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
PCIカード接続用のフレーム。
フレームの両側にコネクタ部の基板が取り付けられている
コネクタ部の基板
フレームの両側にコネクタ部の基板が取り付けられている
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リモート管理を実現するIntegrated Lights-Out 2
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