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Debianの最新版「etch」をインストール
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Linuxディストリビューションには商用製品やボランティアベースで開発されているものなど、様々な種類があります。
本連載では、その中でも完全に無償で利用できる環境を目指し、それを実現している「Debian GNU/Linux(以下Debian)」のインストール方法について説明します。対象とするバージョンは、2007年4月8日にリリースされた最新版4.0(コードネームetch)です。
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インストールを行う前に
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まず、どのような目的で利用するかを明確にしておきましょう。Debianは、サーバ用途だけでなく、デスクトップやラップトップ向けなど、様々なパッケージ群が用意されています。本連載では、まずデスクトップ向けのインストールを説明し、そこからサーバとしての機能を追加していく形で解説を進めていきます。
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インストールメディアの準備
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Debianをはじめてインストールする人から「CD/DVDのイメージがたくさんあって、どれを使えばよいのかよくわからない」といわれることがよくあります。筆者のおすすめは、必要最低限のパッケージのみ収録されている「netinst」、もしくは1枚に様々なアーキテクチャとソースコードが含まれている「multi-arch」のいずれかです。
今回は、x86版(32bit環境)のnetinstを用いて説明を行います。netinstイメージは以下のミラーサイトから取得が可能です。
上記のファイルをいわゆるisoイメージとしてCD-Rに書き込み、インストールメディアとします。
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環境
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Debian 4.0のインストールには、i486以上のCPUと48MB以上のメモリ、そして400MB以上のHDDが必要です。よほど古い環境でなければ、多くのPCがこれらの条件は満たしているでしょう。
今回は上記の条件に加え、以下のものが用意されているという前提で説明します。
- ブート可能なCD-ROMドライブ
- 中身の入っていない、もしくは中身を消してもよいHDDが1台
- ネットワークインターフェースが1つ
- DHCPで接続可能なネットワーク環境
- httpで外部と通信できる環境(proxyを含む)
表1:前提条件
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