Spket IDEとは何か?

2007年9月3日(月)
独古 みのり

Spket IDEのインストールに必要な環境と準備

   本連載では最新バージョンのSpket IDE 1.6.1を使用します。まず必要なファイル類と入手方法を説明します。

Javaのダウンロードとインストール

   Spket IDEはEclipse IDEベースの統合開発環境なので、Java 1.5またはそれ以上のバージョンが必要となります。java.comのWebサイトにアクセスし、表示されている手順に従ってJavaファイルのダウン ロードとインストールを行ってください。

java.comのWebサイト
http://www.java.com

   次に環境変数のPathにJavaへのパスを追加します。これはSpket IDEのインストール時にjavaコマンドを使用するためです。

   パスの設定は、まずはじめに「スタート → 設定 → コントロールパネル」でコントロールパネルを開きます。そこにある「システム」をダブルクリックして「システムのプロパティ」ウィンドウで詳細設定タブを選択し、環境変数ボタンをクリックします。

   もしユーザ環境変数欄に「Path」という変数が存在した場合は編集ボタンを押してください。存在しない場合は新規ボタンを押して変数値に「>javaインストールディレクトリ>\bin」を追加します。

   このとき、Javaのインストール先ディレクトリを特に指定しなかった場合は「C:\Program Files\Java\jre1.5.x\bin」を環境変数のPathに追加してください。

Spket IDEのダウンロード

   Spket IDEは下記のWebサイトからダウンロードできます。本連載ではスタンドアロン型としてもEclipse IDEのプラグインとしてもインストール可能なSpket IDEを使用します。以下のサイトからSpket IDEをクリックして、「spket-1.6.1.jar」を任意の場所にダウンロードしてください。
 

Spket IDEのダウンロードサイト
http://www.spket.com/download.html

   もしダウンロードファイルがZIP形式として認識されてファイル名がspket-1.6.1.zipとなった場合、ダウンロード時またはダウンロード後に拡張子をzipからjarに変更してください。

Spket IDEのインストール

   必要なファイルをダウンロードして準備ができたら、いよいよインストールの開始です。それでは詳しい手順を紹介していきましょう。

インストーラの起動

   ファイルエクスプローラでダウンロードしたディレクトリへ移動してspket-1.6.1.jarをダブルクリックしてください。もしくはコマンド プロンプトでspket-1.6.1.jarをダウンロードしたディレクトリへ移動し、下記のコマンドを実行するとインストーラが起動します。

java -jar spket-1.6.1.jar
インストーラ初期画面
図3:インストーラ初期画面
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

セットアップ型選択

   起動したあとに表示される画面でNextボタンをクリックすると、スタンドアロン型もしくはEclipse IDEのプラグイン型かを選択する画面が表示されます。

   Spket IDEをスタンドアロン型でインストールする場合は、「Rich Client Application(standalone)」を選択します。Spket IDEをEclipseのプラグインとしてインストールする場合は「Eclipse Plugin」を選択し、画面の下に表示される入力欄にEclipse IDEがインストールされているディレクトリを指定します。

   これらの指定を終えNextボタンをクリックすると、Spket IDEのインストール先を指定する画面が表示されます。

セットアップ型選択画面
図4:セットアップ型選択画面
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

Spket IDEのインストール先指定

   ここは特に変更する必要がなければ、デフォルトのC:\spketのままで構いません。次にNextボタンをクリックすると、インストールの確認画面が表示されます。

インストール先指定画面
図5:インストール先指定画面
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

インストール前確認

   ここで内容を確認して、問題がないようでしたらInstallボタンをクリックします。

インストール前確認画面
図6:インストール前確認画面
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

インストーラの終了

   今回は新規インストールですので特に必要はありませんが、アップグレードを行った場合はチェックボックスにチェックを入れます。その後Finishボタンをクリックして、インストーラを終了させます。

インストール終了画面
図7:インストール終了画面
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

1999年から主にStrutsを用いたWebアプリケーション開発に従事。
現在は海外で自然に囲まれながら生活し、株式会社ネットエイトの在宅プログラマとして働いている。

Think ITメルマガ会員登録受付中

Think ITでは、技術情報が詰まったメールマガジン「Think IT Weekly」の配信サービスを提供しています。メルマガ会員登録を済ませれば、メルマガだけでなく、さまざまな限定特典を入手できるようになります。

Think ITメルマガ会員のサービス内容を見る

他にもこの記事が読まれています