Spket IDEとは何か?
Spket IDEのインストールに必要な環境と準備
本連載では最新バージョンのSpket IDE 1.6.1を使用します。まず必要なファイル類と入手方法を説明します。
Javaのダウンロードとインストール
Spket IDEはEclipse IDEベースの統合開発環境なので、Java 1.5またはそれ以上のバージョンが必要となります。java.comのWebサイトにアクセスし、表示されている手順に従ってJavaファイルのダウン ロードとインストールを行ってください。
次に環境変数のPathにJavaへのパスを追加します。これはSpket IDEのインストール時にjavaコマンドを使用するためです。
パスの設定は、まずはじめに「スタート → 設定 → コントロールパネル」でコントロールパネルを開きます。そこにある「システム」をダブルクリックして「システムのプロパティ」ウィンドウで詳細設定タブを選択し、環境変数ボタンをクリックします。
もしユーザ環境変数欄に「Path」という変数が存在した場合は編集ボタンを押してください。存在しない場合は新規ボタンを押して変数値に「>javaインストールディレクトリ>\bin」を追加します。
このとき、Javaのインストール先ディレクトリを特に指定しなかった場合は「C:\Program Files\Java\jre1.5.x\bin」を環境変数のPathに追加してください。
Spket IDEのダウンロード
Spket IDEは下記のWebサイトからダウンロードできます。本連載ではスタンドアロン型としてもEclipse IDEのプラグインとしてもインストール可能なSpket IDEを使用します。以下のサイトからSpket IDEをクリックして、「spket-1.6.1.jar」を任意の場所にダウンロードしてください。
もしダウンロードファイルがZIP形式として認識されてファイル名がspket-1.6.1.zipとなった場合、ダウンロード時またはダウンロード後に拡張子をzipからjarに変更してください。
Spket IDEのインストール
必要なファイルをダウンロードして準備ができたら、いよいよインストールの開始です。それでは詳しい手順を紹介していきましょう。
インストーラの起動
ファイルエクスプローラでダウンロードしたディレクトリへ移動してspket-1.6.1.jarをダブルクリックしてください。もしくはコマンド プロンプトでspket-1.6.1.jarをダウンロードしたディレクトリへ移動し、下記のコマンドを実行するとインストーラが起動します。
java -jar spket-1.6.1.jar
セットアップ型選択
起動したあとに表示される画面でNextボタンをクリックすると、スタンドアロン型もしくはEclipse IDEのプラグイン型かを選択する画面が表示されます。
Spket IDEをスタンドアロン型でインストールする場合は、「Rich Client Application(standalone)」を選択します。Spket IDEをEclipseのプラグインとしてインストールする場合は「Eclipse Plugin」を選択し、画面の下に表示される入力欄にEclipse IDEがインストールされているディレクトリを指定します。
これらの指定を終えNextボタンをクリックすると、Spket IDEのインストール先を指定する画面が表示されます。
Spket IDEのインストール先指定
ここは特に変更する必要がなければ、デフォルトのC:\spketのままで構いません。次にNextボタンをクリックすると、インストールの確認画面が表示されます。
インストール前確認
ここで内容を確認して、問題がないようでしたらInstallボタンをクリックします。
インストーラの終了
今回は新規インストールですので特に必要はありませんが、アップグレードを行った場合はチェックボックスにチェックを入れます。その後Finishボタンをクリックして、インストーラを終了させます。