Spket IDEとは何か?

2007年9月3日(月)
独古 みのり

Spket IDEを知っていますか?

   最近ではXMLやJavaScriptを利用したリッチクライアント用言語が多数登場してきています。アプリケーション開発では欠かせない存在と なったXMLやJavaScriptのコーディングをする際に、皆さんはどんなエディタを使用していますか。実際のところ、それらの言語すべてを記憶して いて、通常のエディタで難なくコーディングができる方はあまりいないのではないかと思います。

   本記事では、そんな皆さんのコーディングをサポートするエディタ「Spket IDE」を紹介します。

Spket IDEとは

   Spket IDEはEclipse IDEをベースとして作られた高機能エディタで、XMLやJavaScriptのコーディングをサポートしてくれる優れものです。非商用であれば無償で利用可能です。

Spket IDEの画面
図1:Spket IDEの画面
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   このSpket IDEは下記にあげる機能が実装されています。

  • 予約語のハイライト
  • コード補完
  • アウトライン表示
  • コードチェック機能
  • クラス階層表示
  • ドラッグ&ドロップ機能
表1:Spket IDEに用意されている機能

   Spket IDEの特長で注目すべきところは「ドラッグ&ドロップ機能」と「クラス階層表示」でしょう。Spket IDEの画面右側に用意されているSnipettsというメニューからコーディングしたいものを選択してエディタ上にドラッグ&ドロップすると、自動的に スケルトンがコーディングしてくれるのです。

   またcanvasタグの上にカーソルを置いて、Ctrl+Tを押すと図2のようなクラス階層図が表示されます。

クラス階層表示
図2:クラス階層表示

   他にもSpket IDEには様々な機能が用意されているほか、下記の言語をサポートしています。

  • JavaScript
  • XUL/XBL
  • SVG
  • OpenLaszlo
  • Silverlight
  • Yahoo! Widget
表2:Spket IDEがサポートしている言語

   それぞれに関する使用方法の詳細はSpket IDEのWebサイトで解説されています。英語のWebサイトですが、画像や動画を使った解説があるので、ぜひご覧ください。

Spket IDEのWebサイト
http://www.spket.com/

1999年から主にStrutsを用いたWebアプリケーション開発に従事。
現在は海外で自然に囲まれながら生活し、株式会社ネットエイトの在宅プログラマとして働いている。

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