【バグ管理の作法】
土日に買って勉強したい「バグ管理」本
第2回:Think ITライター陣をバグから解き放った書籍たち
著者:シンクイット編集部
公開日:2007/12/8(土)
バグ管理に効く名著8冊が勢ぞろい!
「土日に買って勉強したい『バグ管理』本」の第2回では、第一線で活躍する技術者の方々に、これまでの経験から役立ったという書籍を紹介していただいている。これまでに自らも弊誌Think ITで原稿を執筆してきた、または記事作成に協力してきた方々が「推薦する」書籍は、どれもが「名著」と呼べるものだ。
今回の特集テーマ「バグ管理」にまつわる書籍をあげてもらったのだが、それぞれの筆者がバグに対してどのように対峙しているかがよくわかる選び方だといえるだろう。これらの書籍を手に取る機会があれば、ぜひ読者の方々の人生に役立ててもらいたい。
1番目に紹介するのは、「プロジェクト管理ツールProjectKeeperを試そう!」や「High Availability化の基準」を執筆したサイオステクノロジーの與倉 和明氏が推薦する1冊だ。
サイオステクノロジー株式会社
與倉 和明
システムインテグレーション事業部
ビジネスソリューション部長
重電機メーカー入社後、ソフトウェア開発の魅力に取り付かれ、SIer、コンサルティング会社などを経て、サイオステクノロジー(入社当時はテンアートニ)入社。 システムコンサル〜開発まで全般をこなす。現在はサイオスで、開発責任者としてアプリケーションビジネスを展開している。
体系的ソフトウェアテスト入門
著者:Rick Craig、Stefan P Jaskiel、成田 光彰(翻訳)、宗 雅彦(翻訳)
発行:日経BP社
ISBN:978-4-8222-8207-4
仕様:397ページ
価格:3,990円(税込)
発売日:2004年10月
バグ管理の極意はソフトウェアテストにあり!
「大規模・短納期化するソフトウェア開発においては、いかに効果的かつ効率的にテストを進めることができるかがプロジェクトの成否を分けます。ソフトウェア開発プロジェクトを管理する立場の人間として、どのようにテストを進め、バグを管理すればよいか思い悩んでいた頃にこの本をみつけました。
バグ管理には、管理システムや追跡ツールなどの『ハード面』と、検出率や除去効率、予測残存バグ数などの統計データといった『ソフト面』が非常に重要となります。また、バグを未然に防ぐ効果的なテストの実施とそのテスト管理も重要です。このようにプロジェクトで非常に重要となるテストフェーズを進めるにあたって、この本はさまざまなヒントを与えてくれました。
バグ管理も含め体系的にソフトウェアテストを学ぶことができるため、そしてプロジェクト終了時のフィードバックと次への改善に役立てるため、今でも時々読み返しています」
続いてはOSJの須藤氏が一挙6冊を紹介する。 次のページ