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エンジニアの人脈形成術〜実際の人脈形成の方法
過去2回の「エンジニアの人脈形成術」において、「人脈形成の重要性」と「理想的な人脈作り」について述べてまいりましたが、今回はまだ20代中盤でありながら、フリーランスとして活躍されている山田氏を招いて、実際の人脈形成の方法を聞いてみました。

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テクノブレーン株式会社 山岸 秀康氏

テクノブレーン株式会社  山岸 雅己氏
1978年生まれ。某外資系H/Wベンダーにて採用業務を経験。現在はエンジニア、コンサルタントを中心に、年間300名以上の方とお会いしている。求人案件紹介のみにとらわれないキャリアの視点からの情報提供を心がけており、今後のキャリアプランをお会いした方と一緒に考えていく。
山田 崇之氏

山田 崇之氏
1979年生まれ。私立大学卒業後、アイエックス・ナレッジ株式会社に入社。業務系SEとして3年間経験後、フリーランスとして独立。現在は手嶋屋と契約を結び、営業活動を行っている。

山田さんの現在はどのようなお仕事をされているのですか

山田氏    現在は、フリーランスとしてSNS専業会社である「株式会社会社手嶋屋」と契約を結び、開発プロジェクトのマネジメントやASP案件の営業を主に行っています。

   最近は数多くのSNSを見てきて貯まったノウハウを基に、SNSをクライアントの利益に結びつけるためのコンサルティングも行っています。SNSはシステムではありますが、クライアントの事業によって、活用の仕方がまったく違うため、クライアントの事業・要望にあった提案を行う必要があるのでやりがいはあります。

   その他にも、映像制作会社である株式会社SFJの立ち上げを手伝っています。


フリーランスというと非常にリスクを伴うキャリアかと思いますが、山田さんは、なぜフリーとしてやっていこうと思ったのですか

山田氏    「勢い」ですね(笑)

   大学時代から起業したいという気持ちはありましたが、社会人として最初に選択した道はシステムエンジニア(SE)として就職することでした。

山田 崇之氏    システムエンジニアという職種を選択したのは、「IT業界が成長産業であること」「コンサルや営業などの上流工程の仕事ではなく、下流工程で物作りをする現場経験を最初に積みたかった」といった理由からです。

   ただ、サラリーマンとして働いていても、自分が100%満足するプロジェクトに関わることはできませんでした。

   そこで、周りにも同じ想いのシステムエンジニアが多くいたので、そういった人達と「DOS晩土」という活動をはじめました。

   「DOS晩土」の当初はどういったシステムを作ると面白いか、売れるか、といったことを議論していたのですが、SNSが流行りはじめた頃には、どういったSNSが売れるか、といった議論をするようになっていました。そんな中、メンバーの中で独立していく人が多く、独立の魅力を傍で感じるようになり、その勢いもあって自分も独立する決心をしました。

   手嶋屋と出会うことができたのも「DOS晩土」がきっかけです。


人脈の重要性に関してどのように思われていますか

山田氏    人の成長は自分の周りの人による影響が大きいと思います。大学時代に起業に興味を持ったのも、ある先輩の影響がありましたし、フリーになる決心ができたのも「DOS晩土」のメンバーや周りで独立していく友人が多かったからだと思います。


それでは山田さんは、実際にどのように人脈を開拓し、そして、広げていったのですか

山田氏    私は社会人になってから東京にでてきたのですが、元々大学時代から起業したいという思いもあり、ただ闇雲に知人を増やしていくというのではなく、自分と同じような起業志望の人との人脈を増やすことを心がけていました。それが、将来的な起業へつながると思ったからです。

   具体的な手段としては、勉強会や交流会に参加し、そこで知り合った人にまた別の交流会を紹介してもらったり、主催者が管理しているML(メーリングリスト)に加えてもらうことで、多くの情報を得ることができました。現在のようにSNSが浸透してきてからは、SNS上で情報を得ることも多くなってきましたね。

株式会社手嶋屋
http://www.tejimaya.com/
株式会社SFJ
http://sf-j.com/
オープンソースSNSエンジン「OpenPNE」
http://openpne.jp/
社内向けSNS「PNEBIZ」
http://ytj.pnebiz.jp
情報処理SNS「JYOTATSU」
http://jyotatsu.jp/

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