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まるごとEclipse!
Exadel StudioによるStruts/JSF開発

第2回:アプリケーション開発の実例

著者:竹添 直樹(TAKEZOE, Naoki)   2006/3/3
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ログイン画面を実装してみる

   サンプルの動作確認ができたところで、実際の開発手順を追ってExadel Studioを用いたStruts/JSFアプリケーションの開発方法を解説します。

   ここでは簡単なログインフォームを、Struts、JSFそれぞれを使って実装してみます。アプリケーションの画面遷移は図1のとおりです。
サンプルの画面遷移
図1:サンプルの画面遷移
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)


StrutsとJSF

   Strutsについては読者の皆さんもすでによくご存知のことと思います。JSFはStrutsに似た部分もありますが、コンポーネントベースの、より洗練されたプログラミングモデルを提供します。

   StrutsやJSFの詳細な解説は本稿の範囲を超えますが、参考までにStrutsとJSFの構成要素の対応を表1に示します。

  Struts JSF
画面遷移 struts-config.xml faces-config.xml
ビュー JSP+カスタムタグ JSP+カスタムタグ
画面入力値の格納 アクションフォーム マネージド・ビーン
ロジック アクション
バリデーション validation.xml JSPにカスタムタグで記述
レイアウト tiles-defs.xml 標準ではなし

表1:StrutsとJSFの構成要素の対応

   Strutsではstruts-config.xml、JSFではfacesconfig.xmlで画面遷移などの設定を行います。また、Strutsの場合は入力値を格納するアクションフォームと、処理を行うアクションを実装する必要がありますが、JSFではこれらをマネージド・ビーンとして実装します。

   StrutsとJSFの各要素に対してExadelStudioがどのような機能を提供しているかを図2に示します。

Exadel Studioが提供する機能
図2:Exadel Studioが提供する機能
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

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竹添 直樹(TAKEZOE, Naoki)
著者プロフィール
竹添 直樹(TAKEZOE, Naoki)
弱小零細企業のプログラマ。Javaによる業務アプリケーション開発やオープンソースを活用した研究開発などに従事。趣味でEclipseプラグインなどの開発を行っており、Seasarプロジェクトなど国内外のオープンソースプロジェクトにもコミッタとして参加している。現在転職活動中。

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