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NEC、異種データベース間でのデータ連携ソフト「DataCoordinator/RA」の新版を発表

2006/7/21
異機種間でのデータ連携をプログラムレスで実現

   7月19日、日本電気は異種データベース間でのデータ連携を行うソフトウェア「DataCoordinator/RA」の機能強化を行った最新版「DataCoordinator/RA Ver3.2」を発表した。今回のバージョンアップでは、ACOS-4 RIQSⅡ/V1、V2に加えてVSASとOracle(Red Hat Enterprise Linux AS/ES3.0)に対応した。価格は、DataCoordinator/RAサーバが200万円から、DataCoordinator/RA エージェントが140万円(税別)。

   近年、メインフレームだけでなくオープン系プラットフォームでの基幹システム構築も増加しており、基幹システムのデータ統合の際に異なったデータベースを連携させる必要が発生している。このような異種プラットフォームの異種データベース間の連携をスムーズに実現し、運用/保守やデータ加工を容易化するソフトウェアがDataCoordinator/RAである。



   DataCoordinator/RAはネットワークで接続された複数のデータベースで、一方のデータベース(マスタデータベース)に対して行われた更新を他方のデータベース(レプリカデータベース)に自動的に反映するレプリケーション機能を提供する。またDataCoordinator/RAでは、異種データベース間のデータ連携にプログラミングは不要。その他各データベース上のリソース管理やデータ加工などの機能を提供してくれる。対応しているデータベースはOracle、SQL Server、DB2、RIQSⅡ、PostgreSQL、MySQL等とのこと。

   これらの操作はプログラムレスで行うことができる。管理クライアントのManagerを使用してデータソースを登録すると、マスタデータベースやレプリカデータベースへの接続情報は、DataCoordinator/RAサーバで管理されるほか、管理クライアント側のソフトでドラッグ&ドロップするだけでレプリケーションの流れをGUIで設計することが可能だという。これにより専用アプリケーションの開発や保守の必要がなく、システム導入/構築や運用コストの低減することが可能となる。


(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   なおACOS-4連携(RIQSⅡ/V1、V2、VSAS)には、ACOS-4のプログラムプロダクトが別途必要。

DataCoordinator製品情報
http://www.ace.comp.nec.co.jp/dc/

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