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住商情報システム株式会社
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「Curl」を用いた新製品リッチクライアントフレームワーク「CX4」の販売を開始

2006/8/10
Curlを使ったリッチクライアントフレームワーク「CX4」

   2006年8月10日、住商情報システムは、リッチクライアント言語「Curl」を用いたリッチクライアントフレームワーク「CX4」を8月15日より販売することを発表した。

   企業システムの多くはWebアプリケーションで作られているが、操作性・利便性が良いとはいえず、企業の情報戦略や利用者のニーズに対処することが困難であった。そのため、柔軟な操作性と利便性を提供しつつも、Webアプリケーションの良さを活かせるリッチクライアントを用いることが増えてきた。その利用範囲は企業システムのみならず、基幹系システムへの移行が進んでいる。


「CX4」フレームワークの概要

   旧来のWebアプリケーションのMVCモデルを、リッチクライアントを用いたWebアプリケーションにそのまま適用したのでは、充分にパフォーマンスを引き出すことができず、市場はリッチクライアント型のフレームワークが求めていた。

   そこで今回発表されたのが、リッチクライアントCurlに対応したフレームワーク「CX4」である。


図:CX4フレームワーク構成図

   CX4ではCurlの持つ従来のMVCモデルの基本概念を継承しており、クライアントにMVCモデルを構築することでビジネスロジックと画面表示の責任範囲を分割することが可能となる。またサーバ通信や画面遷移といった機能をあらかじめMVCモデルのM(Model)として標準提供することにより、アプリケーション開発者はクライアントのビジネスロジックと画面作成を行なうだけでリッチクライアントの利点を生かした生産性および再利用性の高いアプリケーションを構築することが可能となるのだ。

設定ファイルXMLでフレームワークを管理
フレームワークのControl処理の制御にはXMLを用いた外部設定ファイルを利用しているため、XMLを変更するだけでプログラミングは不要で、処理フローも変更可能
豊富なライブラリを提供
画面の切り替えやサーバとの連携などの一般的な処理はライブラリで標準提供されているため、システム環境に応じたライブラリの切り替えをはじめとして、あらゆる環境に対応
画面の開発も更に簡単に
フレームワークが提供する開発支援コンポーネントを使うことにより、画面の開発も容易になる。Curlアプリケーション開発向けのVLE(ビジュアルレイアウトエディタ)を利用することにより、プログラミングが必要な範囲はさらに縮小可能

表:CX4の特長

製品価格
プロジェクトライセンス:120万円(税別)
・利用はプロジェクト毎。再利用不可。
・CX4トレーニング(1日/3人まで)

開発ライセンス:500万円(税別)
・複数の開発プロジェクトで利用が可能。
・CX4トレーニング(1日/10人まで)
・無償バージョンアップ

問い合わせ先
住商情報システム株式会社Curl事業部
TEL:03-5166-2386
E-Mail:curl@scs.co.jp
URL:http://www.scs.co.jp/curl/index.html