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株式会社ネットマークス
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ネットマークス、Oracle Identity ManagerとSECUREMATRIXの連携モジュールを開発

2006/10/23
アイデンティティ管理ソリューションの拡充はかる

   2006年10月23日に株式会社ネットマークスは、日本オラクル株式会社の「Oracle Identity Manager(オラクル アイデンティティ マネージャー)」と株式会社シー・エス・イーのワンタイムパスワード認証製品「SECUREMATRIX(セキュアマトリクス)」との連携モジュールを開発した。本連携モジュールは日本版「Oracle Identity Manager」のリリースにあわせて、提供を開始する予定だ。

   企業の内部統制強化において、重要な対応策の1つとしてアイデンティティ管理がある。

   アイデンティティ管理とは、各アプリケーションにおけるユーザアカウントの追加・変更・削除作業を一元化して、ユーザのID情報やそれに付随するアクセス権限などを統合的に運用管理するためのシステム基盤である。

   内部統制の実現においては、ユーザを特定するための精度の高い認証方法の導入が必要だ。また用途や既存システムなどの環境にあわせて、柔軟に選択できる多様な認証方法と連携するセキュリティレベルの高いアイデンティティ管理が求められている。

   本製品を利用することで内部統制実現のために有効であるアイデンティティ管理において、管理対象となるユーザは新たな認証方法を利用することが可能となる。この認証では、ユーザ情報を一元的に管理できる「Oracle Identity Manager」と、運用面とコスト面の定評がある「SECUREMATRIX」の認証方法を連携させることができる。

   これによりID情報を、より安全に統一されたプラットフォームで運用できるため、業務効率の向上とともに、利用者の利便性を高めることができ、さらにセキュリティレベルが向上するという。

   ネットマークスではエンタープライズ市場中心に、本モジュールを利用したシステムの導入で、初年度2億円の販売を目指す。費用は「モジュール+Oracle Identity Manager導入費用」で1000ユーザ、3000万円から(ただしサーバ、ネットワーク機器費用除く)。

   ネットマークスは、すでに対応済みであるActive Directory、SecurIDと、今回対応したSECUREMATRIXに加え、今後はさらに対応アプリケーションを拡充し、より付加価値の高いアイデンティティ管理ソリューションを提供していくと発表した。

株式会社ネットマークス
http://www.netmarks.co.jp/