2006年10月25日に日本ユニシス株式会社(以下、日本ユニシス)とインフォマティカ・ジャパン株式会社(以下、インフォマティカ)は、データ統合ソフトウェア「PowerCenter」の販売でパートナー契約を締結し、市場拡大へ向けて協業していくことに合意した。
多くの企業において、システムの部分的な最適化を繰り返した結果、様々なデータが散在し、極めて複雑なシステムになっている現状がある。データ統合ソリューションによって、その複雑化したデータを統合し、既存の情報資産から最大限の価値、例えば組織全体を通してビジネスパフォーマンスの改善や顧客収益率の向上、サプライチェーンプロセス合理化などの価値を引き出すことができるという。
実際に日本ユニシスでは、インフォマティカが提供する「PowerCenter」を適用し、株式会社セシールの商品情報統合データベースを構築しており、オンラインショップでの顧客サービスや業務生産性の向上の実績がある。
データ統合ソフトウェア「PowerCenter」の特徴は以下の通り。
- ポジトリによるメタデータの一元管理が可能
- テーブル定義やビジネスロジックをメタデータとして統合・管理することで、効率的で柔軟なデータ統合基盤を実現し、企業に眠っている情報資産の価値を引き出すことができる。
- マルチスレッド処理によって、大量データの高速処理を実現
- 企業内に散在する多種多様なデータを統合し、複雑な情報の流れを管理、より早く的確な意思決定を可能にするエンタープライズクラスのデータインテグレーションソフトウェア。
- GUI操作で、高生産性を提供(SQLプログラム言語の開発と比較し3倍以上)
- GUIベースのノンプログラミング環境で、データソースの定義から抽出・加工までが実行可能。
表1:データ統合ソフトウェア「PowerCenter」の特徴
今後は日本ユニシスのシステムインテグレーションのノウハウや営業力、インフォマティカのデータ統合分野でのノウハウと製品の強みを活かし、顧客ニーズにあわせたシステム開発を推進していく。日本ユニシスでは3年間で20ライセンスの販売を目指すとのこと。
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