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Red Hat,Inc.
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Red Hat JBoss、ESBソフトウェアを発表

2006/11/21
待望のRosseta ESBを取り込んだオープンソースESB

   ドイツ現地時間11月20日に、Red Hat JBoss事業部がESB(Eerprise Service Bus)ソフトウェア「JBoss ESB 4.0」を発表した。現在、以下のWebサイトよりダウンロードが可能になっているが、リリース候補版であることに注意してほしい。


   Red Hatは2006年5月にJBossを買収しており、JBoss計画の中ではESBをオープンソース化する動きもあった。今回の発表では、LGPLに基づいた公開となっており、今後の展開・サポート体制に注目が寄せられる。特に日本においては、12月13日の「Red Hat/JBoss Day:The Mainstream」にて詳細が発表されると思われる。

   今回発表したESBとはメッセージング統合技術であり、JBoss ESB 4.0はJEMSをベースにしながらも先にJBossが買収したRosseta ESBを組み合わせたものになる。なお、主な機能としては、以下にあげる通りである。

  • JBoss Application Server 4およびEJB 3上での動作
  • secure FTP、HTTP、JMS(JBossMQ、JBoss Messaging、IBM MQSeries、ActiveMQ)のメッセージングをサポート
  • プラグイン形式でのメッセージング、JBoss ESBサブシステムをサポート
  • JAX-RとUDDIによるサービスの統合および検出
  • ESB非対応のクライアントと連携するためのゲートウェイをサポート
  • XSLTおよびSmooksをサポートした変換エンジンを搭載
  • XPathとJBoss Rulesに基づいたコンテンツ管理

表1:JBoss ESB 4.0のフィーチャー

   なお、正式版は2007年のQ1になる見込みだ。