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Fiorano Software,Inc.
Fiorano SoftwareがFioranoMQ 2006サービスパック3をリリース
2006/12/11
他のJMSサーバに比して10倍以上の処理性能を発揮
Fiorano Softwareは12月11日、JMS(Java Messaging Service)サーバ製品であるFioranoMQ 2006の最新バージョンとなるサービスパック3(SP3)を日本市場において販売を開始したことを発表した。
FioranoMQはダイナミックルーティングやメッセージフローの分散デバッグ、JMX(Java Management eXtentions)に準拠した管理インターフェースなどの機能を備えたメッセージングプラットフォームである。同社の社内テストでは、秒あたり50,000以上のメッセージ交換が確認でき、世界最速のパフォーマンスを誇るという。
今回リリースされるSP3では、多くの機能拡張と同時にさらなる処理性能の向上がなされており、例えばパブリッシュサブスクライブ(pub/sub)モデルのメッセージ転送において、約20%の処理性能の向上を達成しているという。
主な機能拡張としては、以下にあげるものがある。
処理速度の遅いサブスクライバーに対処するため、新しいメッセージフロー制御のアルゴリズムを採用
高可用性機能における障害検出メカニズムを改善し、強固なフォールトトレランス性能を実現
サーバの管理、監視用のJMX APIを拡充
クライアントサイドの永続化機能を拡張し、サーバ障害時においてもクライアントを再起動できる機能を実現
表1:機能拡張
Fiorano SoftareのCEO兼CTOであるAtul Sainiは、今回のリリースに際して「最新バージョンのSP3では、他の競合製品の10倍以上の処理性能を達成できました。これによって、パブリッシュサブスクライブのアプリケーションが数多く利用されているテレコミュニケーション、金融サービス、その他の主要な産業分野においてFioranoMQ 2006がますます重要な位置を占めることになるでしょう」と語り、そのパフォーマンスと機能拡充に自信を見せる。
問い合わせ先
Fiorano Software 日本オフィス
http://www.fiorano.com/jp/
(ThinkIT編集局 曽我 一弘)