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サイオステクノロジーとマインドが2006年オープンソース・ビジネス・アワード受賞

2006/12/14
オープンソースビジネスの成功事例と新たな取り組みを行ったシステムベンダー

   NPO法人OSCARアライアンスは12月13日に、ビジネスにおけるオープンソース活用の推進において、その年に最も活躍した企業/団体/個人を表彰する「2006年オープンソース・ビジネス・アワード」を受賞した企業を発表した。受賞企業は以下の通り。

サイオステクノロジー株式会社
http://www.sios.com/

株式会社マインド
http://www.e-mind.co.jp/

表1:受賞企業

   NPO法人OSCARアライアンスは、情報システムを利用する人々に対して、オープンソース活用の普及啓蒙に関する事業を行い、健全な情報処理産業の発展に寄与することを目的とした特定非営利活動法人(NPO法人)である。

   同法人が主催している「オープンソース・ビジネス・アワード」は、その年のオープンソースビジネスを推進した企業を讃える年末行事として2002年11月に創設されたもので、今年で5回目となる。

   今回受賞したサイオステクノロジーは、2006年6月に発表された矢野経済研究所による「Linuxディストリビューションサポートの市場動向に関する調査」でシェア1位となったことが大きな理由である。

   マインドは、オープン系を中心とした情報システム開発事業を行っている企業で、自社開発のERPパッケージ製品「Mind Solution Series」を販売している。同社では、ERPパッケージ事業を展開する中で、製品からサービスへの転換をめざし、2006年8月にMind Open Source Projectを立ち上げ、9月には人事給与パッケージをオープンソースとして公開したことが受賞につながった。

   ビジネスでのオープンソース活用も一般的になりつつある今年は、ビジネスにおける成功事例と新たな取り組みを行ったシステムベンダーの受賞となっている。NPO法人OSCARアライアンスでは、12月12日にアワードの式典を開催し、表彰を行った。

NPO法人OSCARアライアンス
http://www.oscar.gr.jp/

(ThinkIT編集局  曽我 一弘)