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株式会社富山富士通
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富山富士通、企業向け個人情報管理システム「検出名人 Enterprise Edition」を発売

2006/12/15
クライアントPCの個人情報を検出し、適切な管理によって情報漏洩を防ぐ

   富山富士通は12月15日、個人情報検出・管理システム「検出名人 Enterprise Edition」の販売を開始することを発表した。同製品はクライアントPCに存在する個人情報を検出するシステムである。製品価格は以下の通り。

ライセンス費用(初年度サポート費を含む)
10,000円/本(税別)。別途ボリュームライセンス制度あり。
年間サポート費用(次年度以降に発生)
6,000円/本(税別)。サポート内容はE-mailでの対応、アップデート版の提供、更新辞書の提供。

表1:ライセンス価格

   同製品は、クライアントPCに存在するデータをリアルタイムでフルスキャンし、個人情報を含むファイルを検出すると一覧を作成するものだ。ユーザは検出結果からファイルの削除や移動、暗号化など、必要な対策を行うことで個人情報の漏洩を防ぐことができる。また、クライアント側で検出されたファイルの処置状態を設定することにより、管理サーバにて各クライアントでの個人情報の管理状況を容易に把握することもできるという。

   主な特徴は以下の通り。

  • クライアントPCの中に保存されている個人情報データをリアルタイムに検出
  • 管理ツールのレポーティング機能を使い、取り扱い状況の「見える化」を実現
  • 検出条件などのポリシーや辞書をサーバからクライアントに一括配布可能
  • 検出ポリシーとして「人名+住所が10件以上あるファイルを検出する」などの複合条件を設定でき、企業内基準に柔軟に対応

表2:検出名人 Enterprise Editionの特徴

   またサーバ、クライアント、管理クライアントの必要要件は以下の通り。

サーバ
  • CPU:EM64Tサポート必須
  • OS:Microsoft Windows Server 2003 R2 x64 Edition
  • メモリ:1GB以上を推奨
  • HDD:10GB以上を推奨
  • 必須ソフト:Microsoft SQL Server 2005 Standard Edition(64bit)

クライアント
  • OS:Microsoft Windows XP Home Edition(SP2)、XP Professional Edition(SP2)、Microsoft Windows 2000 Professional(SP4)
  • メモリ:256MB以上(512MB以上を推奨)
  • ディスク容量:10MB以上(別途作業用の領域が必要)

管理クライアント
  • 必須ソフト:Microsoft Excel 2003

表3:必要要件

   また、アクセスするユーザもしくはデバイスの数だけWindows Server CAL(Windows Server 2003用)が必要だ。

   同社では、今後2年間で50,000ライセンス、2億円の販売目標を掲げている。

問い合わせ先
株式会社富山富士通
TEL:03-5753-4817

(ThinkIT編集局  千本松 歩)