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サン・マイクロシステムズ株式会社 |
サン・マイクロシステムズのシンクライアントが長野県辰野町で稼動開始 2006/12/26
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消防署への導入事例
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サン・マイクロシステムズは、長野県上伊那郡辰野町の情報系システムでシンクライアント端末「Sun Ray Virtual Display Client(以下、Sun Ray)」が採用され、本稼働を開始したことを発表した。今回の導入は、長野県内の自治体におけるはじめての事例となる。
長野県辰野町では、これまで町民の情報を取り扱う基幹系のシステムと情報系のシステムを完全に切り離した構成で運営されており、システムの管理に課題を抱えていた経緯がある。高度なセキュリティポリシーへの対応や運用・管理面における利便性の向上、TCOの削減など、同町が抱える課題に高いレベルで応えることができるシステムを追求した結果、Sun Rayの導入を決定したという。なお実際のシステム構築は、菱洋エレクトロとアズムが担当している。
今回導入されたSun Rayは、同町の情報系端末(Web、Mail、グループウェア、Office)として幅広く利用されるているとのことだ。特に消防署への導入事例では、交替制勤務という環境やスペースの理由から1人1台の端末を必要としないため、ICカードを差し替えるだけで1台の端末を複数の人間が利用できる同システムによって、予算も削減できたとのことだ。
導入システムの内容は以下の通り。
OS |
Solaris 10 |
オフィスソフト |
StarSuite 8 |
Webブラウザ |
Firefox |
メールソフト |
Thunderbird |
表1:ソフトウエア
サーバ |
台数 |
Sun Fire V210 |
2台 |
Sun Fire V240 |
1台 |
表2:ハードウェア
現在の辰野町における導入端末台数は40台だが、今後は200台までの増設を予定しているという。Sun Rayは今回の長野県辰野町をはじめ、東京都江東区、高知県大正町(現・四万十町)などで稼働しており、その実績を伸ばしている。
(ThinkIT編集局 曽我 一弘)
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