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Office Open XMLが標準規格として認証

2006/12/8
Office 2007のファイルフォーマットが標準規格に

   米国時間12月7日、標準化組織Ecma Internationalは、オフィス向けアプリケーションのファイルフォーマット仕様「Office Open XML(OOXML)」をEcma-376とし、Ecma standardに認証した。

   OOXMLは「the 2007 Microsoft Office system(Office 2007)」の標準ファイル形式である「Microsoft Office Open XML Format」をベースとする仕様となっている。なお、企業向けのOffice 2007はすでにリリースされており、一般消費者向けは2007年1月30日のリリースが予定されている。

   Ecma技術委員会(Ecma TC45)の参画メンバーには、Microsoftのほか、Apple Computer、Intel、Novell、東芝、大英図書館などがおり、NovellなどはすでにOOXMLの対応を表明している。またMicrosoftは、本規格をEcmaに提出するとともに、Open XML Formats Developer Groupというコミュニティの活動を推進し、国際標準規格としての活動を進めている。

   なお、オフィス向けのアプリケーションのファイルフォーマットとしては、ほかにもOASISが標準規格として承認した「OpenDocument Formant」があり、こちらはOpenOffice.org、StarOfficeなどが対応しており、IBMが中心となって推進している。

問い合わせ先
Ecma International
http://www.ecma-international.org/default.htm

(ThinkIT編集局  安詮院 康広)