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アドビ システムズが北米市場で「Adobe Acrobat Connect」の提供を開始

2007/1/18
Webベースのコミュニケーションとコラボレーションスタイルを実現

   アドビ システムズは1月17日、北米市場において、いつでも利用可能な自分専用のWeb会議室を提供するASP型Web会議サービス「Adobe Acrobat Connect」の提供を開始すると発表した。

   同サービスは、個人専用のWeb会議室のURLを取得・公開できるサービスで、インターネット経由で双方向型のWeb会議が可能となる。主な機能として、画面の共有やホワイトボード、チャット、ライブ映像、音声会議など、コラボレーションに必要な要素を備え、最大15人の参加者を招くことができるとのこと。動作環境として、Adobe Flash Playerが必要となっている。

   アドビ システムズによると現在世界中のPCの約97%にAdobe Flash Playerがインストールされているとのことで、Webブラウザとインターネット接続環境があれば、簡単にAdobe Acrobat ConnectのWeb会議サービスを利用できるとしている。また同社のAdobe Acrobat 8やAdobe Reader 8にはAdobe Acrobat Connectを呼び出す「Web会議の開始」のボタンが用意されており、PDFドキュメントを開いた状態から直接Adobe Acrobat Connectに接続し、すぐにコラボレーション作業を開始できるとのこと。

   同社ではAdobe Acrobat Connectの上位バージョンとして、2006年12月に提供を開始している「Adobe Acrobat Connect Professional」を利用すれば、さらに高度かつ大規模なWeb会議とコラボレーションを実現することができるという。Adobe Acrobat Connect Professionalは、ファイアウォールの内側にサーバを設置するサーバライセンス版と、ASP型サービスの2種類を用意している。

Adobe Acrobat Connect Professionalのサービス画面
Adobe Acrobat Connect Professionalのサービス画面

   現在Adobe Acrobat Connectは現在、英語版が提供されており、サービスの購入は北米のみで可能となっている。価格は、1専用会議室あたり月額39米ドルまたは年額395米ドルとなっている。日本語版のサービス提供は2007年中を予定している。

問い合わせ先
アドビ システムズ
http://www.adobe.com/jp/

(ThinkIT編集局  神保 暢雄)