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株式会社シマンテック
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シマンテック、Windows Vistaへの容易な移行を実現する「Symantec Ghost Solution 2.0」を提供開始

2007/1/18
様々なバージョンが混在するWindows環境の管理ソリューション

   シマンテックは1月18日、ハードディスクのイメージングおよびイメージ展開ソリューションの最新版「Ghost Solution Suite 2.0」を発表した。価格は、1ライセンスあたり3,600円(5〜24ユーザ)から。ベーシックメンテナンスは1年間で1ライセンスあたり650円(5〜24ユーザ)からとなる。1月22日より各パートナー企業を通じて順次出荷される。

   同製品はディスクやパーティションのクローン(複製)イメージを作成して、PCの管理に活用するソフトウェアである。Windowsの展開や移行、ソフトウェアの配信を一括で実現でき、Windowsシステムの導入準備や管理を支援するもの。最新版ではWindows Vistaと64ビットWindowsに対応し、Windows XPなどからの移行を容易に実現できるという。

   また同製品のSymantec User Migrationの機能によって、個別のPCの環境をそのまま移行することができる。例えば、アプリケーションやWordファイル、ショートカットなどもそのままWindows Vista上に再現できるとのこと。これはPCを利用する側にとって、再設定をする手間が省けるため、うれしい機能だろう。

   基本的には、GhostコンソールマシンからGhostクライアントがインストールされているPCを管理することになる。ピアツーピア機能を備えており、Ghostクライアント同士による環境の移行も可能だ。またやり取りされるデータは暗号化されている。今回の最新版では、NTFSイメージを編集できる機能も追加されている。

Ghostコンソールの画面
Ghostコンソールの画面


Windows Vistaへの移行の際のコスト削減を可能にする

   米国のIDCの調査では、2007年から2008年にかけてWindows Vistaへの移行がはじまり、2008年にはWindows Vistaがインストールベースの38%を占めるという予測があり、日本でも同様に移行が進むと考えられる。

   シマンテックの藤盛 秀憲氏は、その移行の際のコストについて考慮すべき点があると語る。アップデート費用はソフトウェアあたり225ドル、移行の作業にはWindows XPの際に6.9時間ほどかかっており、総計すると多大なコストになるという。

シマンテック プロダクトマーケティング部 リージョナルプロダクトマネージャー 藤盛 秀憲氏
シマンテック プロダクトマーケティング部 リージョナルプロダクトマネージャー 藤盛 秀憲氏

   この移行の際にかかる作業時間を「Ghost Solution Suite 2.0」によって自動化することで、大幅に削減できるとのこと。Windowsシステムを手作業で展開/移行する際と比較して、所要時間と費用が最大で90%削減できるとしている。

問い合わせ先
株式会社シマンテック
TEL:03-5114-4308
http://www.symantec.com/region/jp/

(ThinkIT編集局  曽我 一弘)