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PTCジャパン株式会社
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PTCがダイナミックパブリッシングソフトウェアの最新版「Arbortext 5.3」を発表

2007/1/30
DITAへの対応を拡大し、技術ドキュメントの開発・保守コストを削減

   PTCジャパンは1月29日、ダイナミックパブリッシングソフトウェアの最新バージョン「Arbortext 5.3」を発表した。Arbortext 5.3は1月から販売されている。

   Arbortextはドキュメントの作成から配信まで、エンタープライズパブリッシングのすべてをサポートするソフトウェアで、最新バージョンでは「DITA(Darwin Information Typing Architecture)」への対応をさらに拡大したという。

   DITAとはXML関連の標準化団体である「OASIS(Organization for the Advancement of Structured Information Standards)」が推進するXMLベースのアーキテクチャで、技術文書の作成、編集、配布に関する仕様のこと。

   同製品はこれまで、ユーザインターフェース、スタイルシート、標準のDITA情報タイプ(タスク、コンセプト、リファレンス)に対応するドキュメントタイプ定義(DTD)、DITAの「特殊化」機能などに対応しており、今回のArbortext 5.3ではさらに以下のような機能拡張を実施している。

編集機能のサポート
  • トピックやマップを作成するインターフェースを簡素化し、完成文書に組み込むトピックをリストアップすることが可能。
  • 完成文書内の全ファイルの横断的な文章校正や検索・置換が可能。
  • 「プロファイリング」機能で、特定の読者のニーズに簡単に対応し、多種多様な文書を作成できる単純なユーザインターフェース。
パブリッシング機能のサポート
  • DITAマップをサポートし、完成文書のアセンブリやパブリッシングのコントロールが可能。
  • ハードコピーと電子出力メディアのいずれにも対応するスタイルシートを容易に開発が可能。

表1:Arbortext 5.3の機能拡張

   価格は、Arbortext Editorが9万3,400円(税別、ノードロック)、Arbortext Publishing Engineが672万円(税別、1CPU)、Arbortext StylerおよびArbortext Architectがそれぞれ66万5,300円(税別、フローティング)となる。また、現在メンテナンス契約を結んでいるArbortextユーザには最新リリースを無償で提供するとのこと。

問い合わせ先
PTCジャパン株式会社
TEL:03-3346-8288
http://www.ptc.com/

(ThinkIT編集局  曽我 一弘)