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日本テレロジック、エンタープライズアーキテクチャ向けの新製品「Telelogic System Architect v10.5日本語版」を発表

エンタープライズアーキテクチャビジネスプロセスモデリング

2007/2/1 14:00

エンタープライズアーキテクチャの重要なポイントはコミュニケーション

日本テレロジックは1月31日、エンタープライズアーキテクチャおよびビジネスプロセスモデリングソリューションである「Telelogic System Architect v10.5日本語版」の販売を同日より開始すると発表した。

価格はノードロックライセンスが1ユーザあたり34万4,900円(税込み)、フローティングライセンスが1ユーザあたり85万6,800円(税込み)となる。セールスおよび技術に関するフルサポートは日本テレロジックが行う。

今回発表されたTelelogic System Architectは、企業を形成する「組織」「データ」「ビジネス」「テクノロジ」という要素をグラフィカルに表示し、経営者から現場の担当者までの情報連携をはかるソリューションである。今回の新バージョンでは代表的なものとして以下のような機能を実現している。

エンタープライズ・ダイレクションダイアグラムは、ビジネスとITの関連性をグラフィカル表現して可視化する機能で、企業の戦略や戦術をエンタープライズアーキテクチャに取り込むことができるようになる。

エンタープライズ・エクスプローラ図は、例えば企業内におけるアプリケーションやハードウェアなどのIT資産を、グラフィカルに関連づけて表示することができる機能で、複雑化するシステムや組織の情報が視覚的に把握できる。

Telelogic System Architect/XTは、Webブラウザ経由でリアルタイムにエンタープライズアーキテクチャによって整理されたデータや情報の分析/メンテナンスが行える機能である。

本社テレロジックAB チーフ・ストラテジスト ジャン・ポプキン氏は、「エンタープライズアーキテクチャとは、企業のロードマップである。米国では行政機関にも取り入れられており、ベストプラクティスとしてその実績を認められている」と語り、エンタープライズアーキテクチャの重要性を説いた。日本においては、関心度が高いとしつつも、市場としてはまだ成熟していないと述べ、今後伸びていく分野であるとした。

テレロジックAB チーフ・ストラテジスト ジャン・ポプキン氏

テレロジックAB チーフ・ストラテジスト ジャン・ポプキン氏

ポプキン氏によれば、どのような企業においても構造はあまり変わりなく、突き詰めて考えれば「人とプロセス」が基本となるという。その人とプロセスをつなぐコミュニケーションがエンタープライズアーキテクチャにとって重要なポイントであるとし、そのつながりを可視化できる本製品によって、企業の意思決定を支援できるとした。

エンタープライズアーキテクチャとは

エンタープライズアーキテクチャとは

同社ではこれまで「Telelogic DOORS」や「Telelogic Tau」の日本語版を発表しており、これらの製品とTelelogic System Architectを組み合わせることによって、エンタープライズアーキテクチャに求められる様々な要件に対応できるとのこと。

また今後のTelelogic System Architectのバージョンアップは、海外と同時に行うことを同時に発表した。同社では2007年で5,000万円の売り上げを目指す。

問い合わせ先

日本テレロジック株式会社

URL:http://www.telelogic.co.jp/

(ThinkIT編集局  曽我 一弘)